情報学部からデザイン専門学校からデザイナー就活した人のアドバイス
【はじめに】
タイトルにある通り、私はなかなか変な進路を辿っている。
会津大学 コンピュータ理工学部
日本デザイナー学院 グラフィックデザイン科
IT企業のUIUXデザイナーに就職予定
就活がめちゃくちゃ上手くなった訳ではないので、「絶対に受かる成功への道」みたいな共有はできない。ただ、苦しんだ分のアドバイスは結構話せるのでそれをまとめる記事である。
【進学について】
院進か専門のデザイン学校か
私はもともと会津大学院に進む予定だったが、デザインを作る力を学びたくてデザイン専門に行った。特にこれからITに進む私にとってアナログ分野や、広告分野を多く体験できたのはとても力になったと思う。
ただ、就活に関してはやはり専門の、特に2年制は結構厳しいものがあると思う。私は大学時代から独学ではあるがデザインをやっていたので1年の終わりに就活に参加できた。
ただ、それまでソフトも触ったことがない人は1年の終わりになっても、ポートフォリオに載せられる作品が少なく、課題もバカ多いので2年の夏にポートフォリオを完成している人人は少ない。卒業間近の2月で内定決まっている人が2名だったという恐怖話も聞いたことがある。
私のようにIT系、もしくは大手広告代理店に就職しようとする人からすると、学校の就活のペースだと遅すぎるので、自分で動く必要がある。
【準備時期】
インターン
私は大学時代に1社しか参加しなかったが、もっと参加しておくべきだったと後悔している。
まず、複数のインターンに参加することで、その企業と関連企業について深く知れる。実際、今でも一番人の雰囲気や仕事の進め方を知っている企業は、以前インターンに行かせていただいた企業である。
次にインターンは、自主制作に比べると定量的なアピールポイントになるからである。私は学生メンバーが中心の自主制作プロダクトを複数経験して、0→1で物を作ることには自信がある。ただ、その力は自分から小さい穴を埋めに行ったり、メンバーとのモチベーションを失わせないコミュニケーションであったりなので、実績として伝えずらい。
インターンも企業ごとにバラバラだと思うが、企業にとって必要なタスクを企業の基準で行ったという実績は伝わりやすい。
ポートフォリオ
雑でいいから早めに作ったほうがいい。
理由は0→1が一番辛いから。最初に雑でも1を作ってれば、その後は修正作業を無限に繰り返せばいいものができる。また、1がないと人からの評価を受けたり、人との比較ができないので制作スピードが落ちる。
参考にするのはUI系ならReDesigner for Student、グラフィック系ならVIVIVITが参考になると思う。ページごとのデザインについては雑誌やスライドやウェブサイトの部分ごとに参考にした。
説明会
ReDesigner for Studentの合同説明会に参加しまくった。
【就活時期】
エントリー
エントリー数が多いと忙しくて死ぬが、小さすぎると持ち駒が少なすぎてメンタルが死ぬ。
私は常に3社ほどのその時期に本当に好きな企業の選考を受けるといいう方針をとっていた。この方法で成功すればいいが、失敗すると焦るし、新しい企業を好きになる自己洗脳時間が毎回必要なので大変だった。
とりあえず内定を取りまくってから決める、の方がメンタル的には安心すると思う。
面談
事前準備としてやって良かったと思うのは、ドキュメントを共有したこと、質問を50個用意したこと。
ドキュメントの内容はこんな感じ。「お聞きしたいこと」はドキュメントには大まかなカテゴリを書いただけだが、裏では質問を50個くらい考えてメモしていた。
自分自身が聞きたかったいことの取り残しがないようにと、面談の時間が余ることがないようにである。(逆質問時間がめっちゃあるのに質問がなかった時の空気気まずいよね)
面接
回答作成について
マイナビの理系の質問が無限に載っているpdfを持っていたので、その質問全部にInDesignで答えた。一応最初は結論、理由、具体例、などを色分けしようとしていた気がする。こんな感じのページが80ページくらいある。
たまに小学校から今までのことを全部聞かせてください!みたいなパターンもあるので、自分が所属していた団体ごと、参加したイベントごとに参加した理由、概要、問題、どう動いたか、…みたいなことをまとめるといいと思う。
これは脳筋の方法だが、面接で毎回詰まってしまうという人はやったほうがいいと思う。これだけの質問に答えると、使い回ししやすい回答が見つかるし、初見の質問がほぼなくなるので面接が怖くなくる。
コミュニケーションについて
質問とズレがない回答ができるか、結論ファーストで言えるか のような能力がどうすれば身につくのか?
私の場合は討論、面接系、企業系のコンテンツを趣味で見ていたので多少身についたと思っている。ABEMA Newsとか年収チャンネルとかよく見てる。
あとは答えのない場面で決断する場面がたくさんあるといいと思う。サークルでも自主制作でもなんでもいい。そのような場面だと、自分が他の人を納得させないといけないので、自然と定量的な話し方になったり、話の順序が人が理解しやすい形になると思う。
会社ごとの対策について
個別でやっていたのはこんな感じ。
企業について知る
サイトやnote、SNSをチェックする
サービスは一通り触ってみる
ミッションビジョンバリューの暗記(たまーに聞かれる)
サービスの不満点と改善策をメインサービスで3つほど考える(なんなら記事を書いた)
回答について
逆質問を複数考える
自分の差別化ポイント
準備
これまで面接、面談したもらった人の名前と、これから面接してもらう人の名前を覚える
前回の面接の感想と反省(自分のためももちろんだが、たまに聞かれる)
ここら辺は全てNotionで管理していた。
緊張の取り方
オンラインの場合は推しのポスターを壁一面に貼ってもいいし、面接社の顔を推しの画像にしてもなんでもいいと思う。私は立った方が話しやすいので、一回だけ立ちながら面接を受けたことがある。椅子を映してくださいとか言われない限りまずバレない。
【終了時期】
企業選びの軸はどんどん変わる物だと思うので、その都度軸について言語化するといいと思う。自分一人で大変な場合は他の人に壁打ちするのもいい。
私の場合は一人だと結構見落としがあるので、人からの意見はとても参考になった。
Fin