ポスター制作の心構え
2023年初めに星野(s127)が会津大学Zliサークル用にポスターテンプレのFigmaのファイルを作り、公開しました。
この記事は、上記のテンプレートを改変する上で参考になりそうな、初心者向けにポスター制作をする人へ向けた心構えなどについて話す記事です。
より具体的なFigmaでポスターを作る際のTipsはこちらをご覧ください。
ツール
大体以下のようなツールでポスター制作を行います。
レベル1(入門者)
パワポ、keynoteなどのプレゼンテーション作成ツール
できなくはないが、機能が少ない
レベル2(中級者)
Figma
UIツールだがポスターレベルなら作れる
結婚してほしい
Canva
テンプレが豊富
Inkscape
Illustratorの下位互換
重いので嫌い
Photopea
Photoshopの下位互換
芸術学でも使う
レベル3(上級者)
Illustrator(有料)
機能は最強。値段も最強
印刷所に頼む本格的なポスターならIllustrator形式(.ai)が必要
ただ、ai形式はAdobeがフォーマットを公開していないので、別アプリケーションで開けるが出力はできない。
Aizu Geek Dojoでは無料で使える
ポスター制作について
紙のサイズと、廊下の広さを確認する
結構で大きく作らないと目立たない
壁の色、周りのポスターの色や数を意識できると最高
使われる用途を確認する
ポスター、イベントページ、SNS、Google Formの上部それぞれのデータがあると運営も楽
ポスターは使用許可シール?がどこかに貼られる
ポスターを学内に貼る時に学生課からもらうやつ
文字を詰めすぎると、貼る場所がなくなって困る
期限の過ぎたポスターは自主回収しましょう
ポスター制作の流れ
情報の構造整理
与えられた情報をグルーピング、優先順位付けを行う
イメージを固める
ポスターのイメージをなんとなく考える
パクリ
共通項、法則を言語化
自分のイメージに沿った複数のポスターを眺め、法則を見つける
例
色の種類
線の太さ
文字のおおきさ、種類
ラフを作る
法則を元に大体の色合いを決める
大体の構造を紙とペンで作る
最終版ができるまで作り続ける
納得いかなければ1-5の何処かに戻る
デザインの知識
単語だけとりあえず羅列しておくので、気になったのがあったら自分で調べてみてください
デザイン4原則
要素の配置が綺麗に見えるコツ
色
配色はネットで良いものを調べてパクるのが早い
自作する場合はRGB、CMYよりHSBを使うと同型色を作りやすい
紙の場合は最終的な色はCMY
中級者
PCCSカラーシステムを使うとトーンが合った配色を作れる
ダイアード配色、トライアド配色、アナロガス配色、スプリットコンプリメンタリー配色で色相を決めると良い
引き算のデザイン
写真、要素、色はできるだけ少なく
コピーライト
文章の内容気に入らない、長さがデザインする上で足りない、長すぎる場合は運営に提案すると良い
カーニング、トラッキング
トラッキング:全ての文字間隔
文章なら5%くらいが良い
タイトルは逆に-5%くらいにすると引き締まったりする
カーニング:任意の2文字の間隔
アルファベットと日本語、漢字とひらがななど、間隔が均等に見えるように変える
マインド
試行回数を重ねまくれ
50-100回くらい試行錯誤すれば1枚くらい良いのができる
失敗することは必要
失敗した要素から完成品に辿り着くことがあるので「失敗した」=「成功に近づいた」と思って鬱にならないで
ゲシュタルト崩壊した時は気分転換
デザインは理論化できない発想が重要。一度視野を広げることが大切
作品を見ない時間を作ることで、客観的に作品を見れる
自分の個性は少なめで
求められているデザインを作れた人だけが、プラスでオリジナリティを出すことを許される
(ブーメンラン グサ)
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