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Googleスライドで解決!飛蚊症をしっかり記録


スライド

コピーする場合は

以下Googleスライドを複製してご利用ください。

  1. こちらをクリックしてスライドを開く

  2. 左上のファイルメニュー(メニューが表示されない場合は右上の下矢印をクリック)→ コピーを作成 → プレゼンテーション全体で複製


概要

飛蚊症とは、明るい場所を見るとゴミや虫が飛んでいるように見える症状です。多くの場合は生理的な現象で問題ありませんが、網膜裂孔や網膜剥離などの痛みを伴わない病気が隠れていることもあります。(詳しくは下のYouTube動画で解説されています)

そのため、症状の変化を記録することが重要ですが、既存のツールでは不足している機能が多く、満足に症状を記録できるものではありませんでした。そこで、飛蚊症の症状を自分で配置・記録できるスライドツールを制作しました。この記事ではスライドを多くの人が利用できるようにスライドの公開と解説を行います。

このスライドを活用することで以下のことが可能になります。

  • 飛蚊症の記録

  • 飛蚊症の症状を身の回りの人や先生に伝える

  • 飛蚊症の聞き取りがしやすくなる


使用方法

スライドは大きく2つのスライドで構成されています。

  • 飛蚊症メモ:毎日の飛蚊症の症状を記録できます。左右の視野の円に浮遊物を配置できます。

  • 浮遊物一覧:さまざまな形、太さ、濃さの浮遊物があります。v1.0.0時点では12スライド分の浮遊物が収められています。

具体的な使い方は以下の4ステップです。

  1. 飛蚊症メモページをコピー&ペーストで複製

  2. 飛蚊症メモに日付を記入

  3. 浮遊物一覧から浮遊物をコピー&ペーストで複製して配置

  4. メモを残して終了


使用上の注意

制作者について

制作者は医療関係者ではなく、医療の専門知識もありません。本ツールの使用による結果については、一切の責任を負いかねます。利用はご自身の判断でお願いします。

ライセンス

  • 個人利用は自由:個人での利用は自由に行ってください。

  • 公共利用はクレジット表記が必要: 病院などでも、非営利目的で自由に利用することができます。その際、クレジットを表記してください。クレジットはこの記事のURLもしくはタイトルのみで構いません。

  • 商用利用の禁止: この資料を使用して利益を得ること(商業利用)は禁止されています。改変したものについても同様です。

  • SNSでの共有は歓迎:Xなどで共有する場合はスライドではなく、こちらの記事を共有していただけると嬉しいです。

変更の要望がある場合はご連絡ください。

お問い合わせ


スライドの細かい解説

浮遊物とその操作について

浮遊物のデザインは、私自身の経験とネット上の資料を参考にして制作しました。追加してほしい要素があれば、ご連絡ください。

また、Googleスライドの操作によって、浮遊物の見た目をさらに調整し、バリエーションを作り出すことも可能です。

  • 透明度:書式設定オプション→調整→透明度

  • サイズ:要素の外枠をドラッグ

  • 左右反転:右クリック→回転→左右反転

  • 複製:右クリックのコピーとペースト

背景画像について

浮遊物を風景の上に配置して確認したい場合のために、画像を埋め込んだ飛蚊症メモも制作しています。(画像はUnsplashのものを利用)


制作に至った背景

以下、制作者の余談です。

自身の経験

私自身、小学生の頃から飛蚊症が見えていましたが、20代になってから悪化しました。PCの白いディスプレイや学校の白い壁に浮かぶ浮遊物をとても鬱陶しく感じていました。(特に右目の右にあるやつが濃いです)

また、これが病気の前兆なのではないかという不安も抱えるようになりました。一度眼科で診てもらった際には「異常なし。ただし、症状が悪化したらまた来てください。」と言われました。しかし、私のように飛蚊症の数が多く、さらにぼやけて見える場合、日常生活の中で具体的な数や濃さの変化に気づくことはほとんど不可能です。

既存の記録方法の問題点

そこで飛蚊症を視覚的に記録する必要があると考えました。その際に私が必要だと思った機能は、浮遊物1つずつのデザインを指定できることです。具体的には形、位置、サイズ、太さ、濃さの5つです。

これらを1つの浮遊物ずつ変化させることができれば、私の症状の「右下に線が枝分かれしたような濃いものがある」といった症状も記録できます。

逆に、既存の方法ではこれをうまく実現できませんでした。紙とペンを使った方法では、飛蚊症の太さや濃さを正確に表現するのが難しかったです。アプリを使った方法では、全体の密度を指定することはできましたが、特定の位置に特定の形や濃さを配置して記録することができませんでした。

スライドの公開

そこで、「自分で作るしかない」という思いに至りました。最初はAdobe Illustratorを使って浮遊物を自作し、配置していましたが、今回、より多くの人に利用してもらえるように、Googleスライドで公開することにしました。

最後に

飛蚊症は他人に苦しみが伝わりづらく、記録も難しい症状です。このスライドを使うことで、同じ悩みを抱える人たちの不安が少しでも和らぐことを願っています。









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Yusui Hoshino
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