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今日はアースデイ。地球という星に持って行くならこの一冊。『人間の土地』サン=テグジュペリ


無人島に持っていくならこの一冊と思っていました。

砂漠に不時着し水も無く彷徨った実話です

『星の王子さま』の原点でもあり、人間が人間たる所以は何か、極限での究極の人間性に希望を見いだせて、クライマックスを思い出すだけで、感動で胸がいっぱいになります。

小学生の時に理由なく惹かれたサン=テグジュペリの格言

「砂漠が美しいのはそのどこかに井戸が隠されているからだ」


『人間の土地』を読んで、
孤独、極限、不信の中にいる時の
自助になる言葉だったのだと気がつきました。



今日はアースデイ。

この一年ほど、この星は小さく、人間の弱さ小ささを思い知らされたことはありませんでした。その一方でどれだけ多くの見知らぬ人たちのおかげで生き、生かされているのかに気づかされ、感謝したこともありませんでした。誰かが育て誰かが作って誰かが加工し誰かが検査し誰かが運び誰かが並べ、私たちが関わりの中で互いに生かされていることを確認し合えた貴重な時間だと思います。

人は弱く小さいけれど、誰もが見えない誰かのために生きているのだと、自分は誰かを潤す泉なのだと思う時、自身の心の渇きが消えて行く。それを教えてもらった一冊です。