好きな映画「幸福」①
はじめまして。
なんとなくですがこれから人生の覚書をしていこうと思います。
特に強い意志がある訳でもなく、自分の感じたことを記録するためだけに選びました。文章力はなけれど、たまに覗いて頂けると嬉しいです。
さて、初の投稿ですが、まずは1番すごいと思った映画のお話でも。
それはタイトルにもある通り、アニェスヴァルダ監督作品「幸福(le bonheur)」です。
このタイトルと俳優陣の美形さなどを見て、恐らくロマンス映画と思ったでしょう?少なくとも当時19歳の私はそう思い、「この映画、そんなに面白くなさそう」という気持ちで鑑賞しました。
そもそもタイトルに幸福、そして淡い色彩のひまわり畑、美男美女夫婦に二人の子供。
そんなん一家のホームビデオやないか。
浪速の映画師もそう声を上げるでしょう。しかし、始まりさえそうでも、この作品はちょっと違うんですね…
まず、フランス映画と言うとどんな印象を受けるでしょうか。私の近しい人たちに聞いてみました。
「退屈そう」「愛を語ってそう」「綺麗な街並み」「急に人が死ぬ」「リュック・ベッソン監督」
どれもあながち外してはいませんね。フランス映画といえば正に上がるべきキーワードばかりです。
フランスという国のイメージでも上がる「愛」という言葉。愛について語るという印象は確かにフランスやイタリアにもあります。しかし、それとしてイメージしている「男性が女性に綺麗と言わないのは失礼」とかそういう類の男女の価値観とはまた違います。この映画では「愛」とは「幸福」とは?という哲学的な部分が擽られるように感じます。
他者の目に映る「幸福」、自身の表面上の心を満足させる「愛」、そんなものがテーマになっていると私は感じました。
文章力が無く、話が長くなりそうなので今日はここで終わろうと思います。気になる方は続きの記事をお待ち下さい。