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BASSDRUM / Tech Director / http://bassdrum.org

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    「つくる」ための知識と技術を持つテクニカルディレクターが中心に集まる組織、BASSDRUM(ベースドラム )です。検証や実験、読み物などを発信していきます。お仕事のお問い合わせは、 hello@bassdrum.org まで。 https://bassdrum.org/ja/ https://twitter.com/BASSDRUM_org https://www.facebook.com/BASSDRUM.org/

最近の記事

光学式カメラトラッキングシステム Mo-Sys "StarTracker" を試す

BASSDRUM 公文です。 今回は、光学式カメラトラッキングシステム Mo-Sys "StarTracker" を試したので、そのレポートを共有します。今回は、日本の正規代理店である 朋栄 さんに協力いただき、実験を行いました。 以前、「SHOTOKU VRクレーンを試す」と表して、機械式のカメラトラッキングの手法を紹介しました。 カメラをトラッキングする手法には、大きく2つの手法があり、 - 機械式:クレーンのパン・チルト軸に物理的なセンサー(エンコーダー)をつけ

    • ソフトウェアエンジニアの現場での機材管理

      現場作業は、予期せぬトラブルに見舞われ 十中八九バタつきます。そんなトラブルに全力で向き合うために どんな現場に行っても、まずは自分が快適だと思える作業環境を整えることが重要になってきます。整った環境での作業は気持ち良いです、以下だいたい当たり前のこと書いてますが何かご参考程度に。 -- 現場での自社機材管理 ----複数の会社が現場に入るような仕事の場合、とりあえず機材が入り乱れます。まずは、自分たちの機材をしっかりと管理することが重要になります。 電源タップとかHDMI

      • 機械式カメラトラッキングシステム "SHOTOKU VRクレーン" を試す

        BASSDRUM 公文です。 今回とある案件で、SHOTOKU さんの VRクレーンを使用したので紹介します。VRクレーンは、汎用のクレーンにロータリーエンコーダをパン軸・チルト軸に装着することで、機械的にカメラの座標をトラッキングすることを可能にした機材です。つまりは、空間の中でのカメラの座標やパン・チルトの状態を把握するための機材です。 VRクレーンは、カメラの座標トラッキングに有効な手段の一つとして、放送局やバーチャルスタジオ等で使用されています。 早速ですが、B

        • CES2020で見かけたもの - XR編

          ▼ BD LIVEの様子 https://www.youtube.com/watch?v=xw5LqOUJElc 今回のBD LIVE は、「CES2020 XR編」 とのことで、 MESON 伊藤さんをお呼びしての、展示されていたXR系のグラスを紹介しました。紹介したXRデバイスを簡単に一覧にしました。ご参考までに。 MESON社は、CES2020 では Nreal ブースにて 未来のショッピング体験ができる「PORTAL」を展示、企画から実装を担当。 ▼ PORTA

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          dot river の少し裏側② @ぺらぺらのゴムに助けられた話

          2019年 7/4(木)に 「カルピス®100th 七夕に会おう展」にて、「dot river」 が公開されました。BASSDRUM は、テクニカルディレクションと一部開発をお手伝いしたしました。詳細は下記を参照ください。 ◎ 設営現場に潜む魔物現場では得てして想定外のことが起きます。超現場のトピックを一つ紹介します。体験者が持つ玉についてのエピソードです。dot river では、体験者が明滅する玉をコントローラーとして、ドットが敷き詰められた空間の中を歩くというインス

          dot river の少し裏側② @ぺらぺらのゴムに助けられた話

          dot river の少し裏側@体験者の位置トラッキング

          残す所2日ですが、7/4(木)に 「カルピス®100th 七夕に会おう展」にて、「dot river」 が公開されました。BASSDRUM は、テクニカルディレクションと一部開発をお手伝いしたしました。詳細は下記を参照ください。 また、whatever inc が良き感じで映像にまとめておりますのでご覧ください。 ◎ 詳細 日程: 2019年07月04日(木)~2019年07月14日(日) 時間:11:00-20:00(dot river 参加最終受付19:45) 料

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          高精度リアルタイム屋内位置測位システム 「Quuppa」 導入しました

          1月中旬頃でしょうか、BASSDRUMオフィスのギャラリースペース(5m x 2m くらいのスペース)に Bluetooth ベースの屋内位置測位システム「Quuppa」を導入したので紹介します。  ◎ Quuppa とは? Quuppa とは BLEタグ から発せられる電波を、Locator と言われる受信機がキャッチし、電波の入射角を基に タグの位置つまりはユーザーの位置を推定するシステムである。この位置推定の方法を  AoA  = Angle of Arrival

          高精度リアルタイム屋内位置測位システム 「Quuppa」 導入しました

          統計の側面から見たカジノ① / CES2019

          2週間ほど経ちますが、2/4(月) BASSDRUM公開総会 を開催しました。 BASSDRUMに縁のあるテクニカルディレクターが思い思いに好きな技術の話をする場で、かなり濃い話が聞けるイベントとなっている。公開総会の生い立ちについては、下記記事でより詳しく記述があります。 私自身が、公開総会で何を話したかというと「カジノ」をトピックとしたもの。 当初は、「BASSDRUMが見たCES2019」と称してのCESの報告会を行う予定で、タイムテーブルの枠もそれで設けられてい

          統計の側面から見たカジノ① / CES2019

          最新デバイスの裏側に居る覇者 / CES2019

          CES 2019では、「8K」「5G」「自動運転」と言ったキーワードが飛び交い、世の中的にも浸透してきているワードである。そういった技術を支えている チップセットメーカーの代表格に Qualcomm® が存在しており、CESでも変わらず存在感があった。最新デバイス裏側に居る覇者の一社である。 何がすごいかと言うと、Qualcomm® の代表的な商品の一つに Snapdragon™ シリーズがある。 ◎ Snapdragon™ Snapdragon™ とは、モバイル向けの

          最新デバイスの裏側に居る覇者 / CES2019

          ToF Camera戦争 / CES2019

          CES2019の全体を回っていると、改めて ToF Camera の展示が際立っている印象だった。大企業から小さなベンチャーにわたり、かなりの数が展示がされ、また使われている分野も多岐にわたっている。 ToF Camera とは、ご存知の方が多いと思いますが ToF = Time of Flight の略称、光の飛行時間を利用して三次元情報を計測可能なカメラのこと。測域センサの一種で被写体に対して照射したパルス光の反射時間を画素毎に計測することで三次元的な情報を計測できる。

          ToF Camera戦争 / CES2019