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『新文芸坐』に行ってみた

1. 新文芸坐に行こうと思った理由

映画が好きな人なら、一度は聞いたことがあるであろう池袋の「新文芸坐」。

名画座として知られ、普段なかなか観られない作品や二本立ての上映プログラムが魅力的な映画館です。

新文芸坐を訪れたのにはいくつかの理由があります。

一つは、「特別な映画体験をしてみたい」という気持ち。
最近は大手映画館で話題作を観ることが多く、その中で「良い映画」じゃなかった経験がありました。

ここでいう「良い映画」というのは、作品自体が面白く、評価も高い映画です。

その点で新文芸坐は、独自のプログラムで「良い映画」をピックアップしてくれているなという印象があったのです。

特に、普段は観る機会が少ない名作や個性的な作品をまとめて観られる点が大きな魅力でした。

もう一つの理由は、「映画館そのものの魅力を味わいたい」という思いです。
新文芸坐のようなレトロな映画館は、映画を観る以上に空間そのものを楽しめる場所です。

Netflixで観た『浅草キッド』みたいな世界観も感じられるのではという期待もありました。


2. 実際どんなところだったか

池袋駅から少し歩いた先にある建物は、一見するとパチンコのビルですが、3階まで上がると独特な懐かしさに包まれます。

ロビーにはポスターやパンフレットが並び、どこかアットホームな雰囲気が漂っていました。
内装もかなりきれいで、『浅草キッド』感はそれほどありませんでした。

座席は程よくゆったりしていて、シンプルながらも居心地の良さを感じます。

スクリーンは大手映画館と比べると小さめですが、その分、映画に対する集中力が高まるような気がしました。

今回私は、二本を鑑賞しました。
一本目は『愛に乱暴』、二本目は『あんのこと』という、どちらも女性の人生を描く作品です。


『愛に乱暴』 ©2013 吉田修一/新潮社 ©2024 『愛に乱暴』製作委員会


『あんのこと』©2023『あんのこと』製作委員会

それぞれの感想もまた書きます。

ちなみに早速アプリ会員になったので、二本で1,500円。
これはお得です。

上映は予告編もほどほどに、すっと本編が始まりました。

味のあるブザーとともに綺麗なスクリーンと良質な音響でした。これも良かった。

ただ、一本目と二本目の間が25分しかなく、ちょうどお昼どきだったのですが、何も食べられず。

常連の方々はおにぎりを食べてたので、次回からはそうしようと思います。

まとめ

池袋の新文芸坐は、「良い映画」を観るのにぴったりの場所です。

邦画と洋画を幅広く取り扱っており、テーマに沿ったプログラムが組まれていて楽しめます。

「話題作もいいけど、往年の名画も観てみたい。」
「サブスク配信では味わえない映画館の設備で鑑賞してみたい」

そんなちょっとこだわった映画体験ができる素晴らしい場所なので、ぜひ皆さんにも行ってみて欲しいなと思います。

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