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中国でキャッシュレス決済が急速に普及した理由

2013年の中国留学中買い物や、支払いはほとんど現金でした。
それは留学生、中国人学生みなが当然のように現金を使っていて、クレジットカードや銀レンカードでの支払いはお金持ちか、仕事をしている大人たちでした。

しかし、数年もしない内に状況は大きく変わります。

若い人もみんな現金を使わず、微信支付や支付宝といったキャッシュレス決済が当然の社会になったのです。

今まで現金を使うことを当然としていた私たち現金族はとたんに肩身の狭い思いをするようになりました。
現金を出すと「あ、現金なんだ」みたいな顔されました。

どうしてここまで急速に普及していったのかと言うと、考えられる原因はいくつか思い当たります。

先ず、偽札が多く出回っていること。

私は偽札に当たったことがありませんが、日本人留学生の1人が偽札を掴まされていました。

その子はどうしたか、出来るだけ早く手放したいので、売店でさっと使ったそうです!
次は売店のおばちゃんが偽札掴まされるというエンドレス状態。
外国人はきっと上手く説明できないでしょうし、取り合ってもらえない可能性もあるから割と賢明な判断だと思います。

なぜなら銀行のATMから偽札が出てくるなんて言う都市伝説みたいなホントの話もある国なので、自分の保身の為にも疑わしいものは持つべきではないですね。

そして、先の日本人は素早く手放すことに成功しましたが、中国では一般人の偽札に対する疑いの目が半端ないです。
100元札を渡したらほとんどの人が天井にかざしたり、じっくりと観察します。
私は未だにみなさんがどこの部分を注意してみているのかわかりませんが、若いお姉さんもお年寄りもみな100元札は先ず疑ってかかります。

それくらい偽札は非常に身近なところで出回っているということなんでしょうね。

第二にキャッシュレス決済が普及した理由としてあげられるのが、

お札が汚い!

ピン札なんて日本の両替所でしか手に入らないんじゃないかというレベルでしわくちゃのお札ばかりです。

みんなポケットにそのまま突っ込んでるし、工事現場で働いている人は手に土が付いたままで何でも触るのでとにかくお札がしなしなのぐちゃぐちゃが普通状態です。
そんな状態なので私もポケットに入れたり、財布に入れずに裸の状態でバックになんてこともしてました。

それから何故かお札に名前を書いている人がいる!
日本だと有り得ないでしょうが、油性のペンでご丁寧に名前が書いてあります。
一生手放さないつもりだったのか、そこまで気が回らないバカなのか小さい金額のお札ほどそういうことが多かったです。

私は潔癖症ではないので、全然素手で触れますが、多分この現金からキャッシュレスへ移行段階の日本人から見たらこれらのお札は触り難いレベルで汚染されていると思っていただいた方がいいでしょう。

そういう理由なので中国人も現金を辞めてキャッシュレスに移行していったんだと思います。

みなさんも中国行かれた際はそのギャップに驚いちゃってください。

中国永住に向けた夢を叶えるために温かなサポートをよろしくお願いいたします! 私を日本から追い出したい方からも大歓迎です!