嫌われる勇気
こんなタイトルの書籍が世の中で人気だった気がしたけれど、わたしは読んだことがない。
でも今日、まさにそんな勇気が必要な時がきた。
役職は一緒だけれど、年上のよく声をかけてくれる男性職員に、仕事上の指摘をしなければいけなくなった。
わたしは思った。
「嫌われてもかまわない」と。まさに勇気!
勇気をもって告げると、案の定相手はムツくれた。
しかし、時間が経ち、案外その人が大人だったということがわかった。そっとしておくと、向こうから話しかけてきたのだ。
わかってくれた、のか、どうでも良かったのか。それはわからないが、昼休みには談笑するまでになっていた。
しかし私にはもう一人指摘しなければいけない人がいた。今度は女性の先輩だ。
私は思った。
「嫌われたくない」と。まさに弱腰。さっきの人に失礼。
それでも言わなくてはいけなくて、遠回しに告げた。
表面上はわかってくれたように思う。でも内心は推測するに、面白くなかったと思う。
と言う風に嫌われたかもと思うことこそ、「嫌われる勇気」が足りてない証拠なのかもしれない。
もう一度言うけれど、わたしは嫌われる勇気という本を、読んだことがない。