ガールミーツbookス
わたしの人生には本が欠かせない。
本は心の拠り所である。
もともと本が嫌いではなかったがさほど読む方ではなかった小学生時代に、
一冊の本に出会う。
『ハッピーバースデー』
本を読んで泣いたのは初めてで、感動ってやつを覚えてしまった。
そこからわたしは本を読み漁る。
物語が特に好きで、国語の教科書も配布されると嬉しくて、
1日で全部読んでしまっていた。
ハリーポッターに出会ってからは本好きが加速。
ファンタジーにどっぷりはまってしまう。
中学生の誕生日プレゼントは本をせがんだ。
余談になるけれど
わたしの本好きは、心を閉ざした無口な人格形成を助長するかと思いきや、
むしろ、社交的に変えていった。
わたしは元来、意地汚くて自我が強い子どもだったけど
本がその性格あかんで!それは悪役やで!って教えてくれて
丸くなっていったのかもしれない。
今思うと。
そんなわけで本好きが功を奏し、とんとんとんと、苦労もなく、高校まで進んだが
高校であまり本を読まなくなる。
ファンタジーが嘘くさくなる年齢になってしまったのだ。
そこから少しずつ歯車が狂い出す。
大学受験を失敗し、滑り止めの短大に行き、なんやかんやで四年制大学に編入し、就職する。
この頃、自己啓発以外の本を読まなくなってしまった。
わたしはこの頃をあまり思い出したくない。
あまり幸せを感じていなかったから。
就職先の人間関係で上手くいかず、落ち込んでいたとき
父に本を贈られた。
『くじけないで』という詩集だった。
目が覚めた。
わたし、なんでこんなふうに感動するような本を読むのやめちゃったんだろう。
本の世界に生きていたとき、あんなに幸せだったのに。
そこからわたしは退職し、
なんやかんやで図書館に勤めはじめる。
そこで出会う本、本、本!!
毎日本に触れ、本と出会い、読み。(もちろん、勤務後に)
幸せ過ぎる毎日を送っている。
そんな図書館勤めも今月で終わる。
でも、これからもわたしは本を読み続け、絶対この幸せを見失いはしないだろう。
読書が趣味です!
なんて言葉で片付けたくない。
本が生き甲斐です!
ちょっと大袈裟?
いや、ぜひそうありたいと願う。