【エッセイ(短)】襖の向こう
突然思い出した
ちょっとした話です。
私が小学生に上がる前の話です。
私には、カズマくんという友達がいます。
ある日、
そのカズマくん含めて数人の友達で
カズマくんの家でかくれんぼをしていました。
私はその日、鬼となりみんなを探していました。
カズマくん以外の全員を見つけることができましたが、どうしてもカズマくんだけ見つけられませんでした。
私は、カズマくんを一生懸命探しました。
すると、
押し入れの中でゴソゴソと物音がしました。
私はこっそりと近づき
びっくりさせてやろうと
おもいっきり押し入れを開けました。
すると、そこには
ズボンを下ろして
こちら側におしりを丸出しにしている
カズマくんがいました。
私は、
「これじゃあ、押し入れじゃなくて
おしり入れだよー!」
と言って腹が捻れるほど大笑いしました。
私が、ずっと笑っていると
リビングのほうが騒がしくなりました。
なにがあったんだろう?って
急いで行くと、そこにはカズマくんがいました。
「なんで見つけてくれないんだよー」と
大泣きしていました。
私は、
「さっき押し入れで見つけたじゃん!」
と言うと
カズマくんは
押し入れになんか隠れてなくて
最初から最後まで寝室のベッドの下に
体をねじ込んで隠れていたみたいです。
私は、混乱しました。
じゃあ、さっきの押し入れにいた子は??
大人になってカズマくんと
あの時の話をしますが
未だに、あの子は何者だったのかわかりません。
ちょっとした不思議な話でした。
そんなカズマくん達とチャンバラした時のエピソードはコチラです。
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