「生涯現役」明と暗の闘い!
(1) じじいは ゆく
生まれた時から貧乏農家のランプ生活で、トイレはボットン。
父親はアルコール中毒で、びくびくとする母親を目の当たりにする。
中学1年の夏のおわりからか。親元を離れ、兄貴と8畳一間のアパートで暮らした。
定時制高校に通うのがやっとだった。自分でなんとかするしかない人生で、でも耐えられないことばっかりで、非行に走った。高校は、卒業に6年もかかってしまった。まがりなりにも21歳で高校を卒業して、当時の夜学生には高給のタクシー会社に就職した。
当時の夢は学校の