トヨタ生産方式を農家にアジャストする方法
"How to minimize waste,
Increase efficiency , and
maximize value and profits with less work"
-Ben Hartman
「リーン生産方式」とは何か
今、日本では「スマート農業」なるものが流行り始めています。
ロボット技術や情報通信技術(ICT)を活用して、省力化・精密化や高品質生産を実現する新たな農業というふうに紹介されています。
しかしそういった短期的なイノベーション以上に、
持続して行われる業務改善プロセスの改良にこそ本質的なイノベーションがあるのではないでしょうか?
私が是非オススメしたい本の中に
ベン・ハートマンのLean farmがあります。
この本では農家のための改良型技術革新方法が紹介されています。
そしてオリジナルの考え方はトヨタ生産方でもあります。
今回は農家にとっての業務改善プロセスの一つ「リーン生産方式」を紹介します。
リーン生産方式 5つの原理
1)顧客のほしい野菜を明確に特定する
2)各野菜のバリューストリームを特定する
3)バリューストリームのムダを無くす
4)過剰生産をしないために生産者から顧客に対して、いつ、どのくらいの量 が生産されるのか知らせる。
5)生産から販売までの工程を改善し続けて、無駄をゼロにする
バリューストリームとは?
初めてバリューストリームというコトバ
を聞いた方もいらっしゃることでしょう。
簡単に説明すると、
農家が播種計画から野菜を出荷のあと
銀行にお金が入金されるまでの一連の流れのことです。
次回、バリューストリームを実際に見ながら説明していきます。