第31回 秋葉原ブルートゥース【Garmin Connect Programming】
Garmin Venu SQ Musicを使ってスマートキーを作ろうと考えています。
ブルートゥースが通信の規格であり、Wifiよりも近距離、ANTよりも長距離の通信向け、ということぐらいはわかります。
ワイヤレスなイヤホンも持ってます(なぜかドヤ顔)。
でもじゃあ自分で作ろうとしたとき、まず何から始めたらいいの?
途方に暮れました。3分くらい。アキバが助けてくれました。
プログラミングとはほぼ無関係な魂の歌です。
とりあえず、スマートキーを作るなら、
①あらかじめ考えておいた暗証番号を、Garminと「Bluetoothの機能を持つ何か」にそれぞれ入れておく
②Garminとその何かでペアリングをする
③自転車(「何か」入り鍵つき)の2m以内まで近づいたらGarminから暗証番号を送って、一致したらモーターをON
という感じでしょうか。
「Bluetooth 通信 方法」「BT 自作」「マイコン BlueTooth」などで調べ調べて、自分でアンテナまで作るのは大変そうとか、プロファイルってどうしたらいいんだろうとか、結局Bluetooth機能全乗せの板が欲しい。
でもそんなBluetoothにまつわるやりとりと、電子制御ないろいろをやってくれるものが意外と令和の世の中には出回っているらしいということが分かりました。
「ESP32」というボードが1,000円台で手に入ると知り、
電子の都、秋葉原へ。
「秋月電子」はやや裏通りのお店だけれど、老夫婦からあどけない男の子まで老若男女あらゆる人がお店を訪れていて、想像以上のごった返し。
ここはテーマパークかい?
それでもやはり男性が多いようではありました。構わず進みます。
「研修中」と書かれているメガネのお兄さん(無駄にデカい家電量販店で、USBメモリ売り場にいそうなお顔)しか空いておらず、お聞きします。
「あのぅ、ブルーツースが使いたくて、ESP32というものを探しているんですが」
ああそれなら、と歩き出しながらiPad miniを取り出し、サッサっと何事か入力しつつ、
「ESPにもいろいろありますが、WROOM-32の開発ボードですね。こちらになります。」
こいつ、できる。
ヨドバシカメラ上野とまではいかずとも、ヤマダ電機新宿並の対応力。
(知らんけど)
[研修中]でもすぐに対応できるのは、それだけ多くの人が買っているからなのか、はたまた爪を隠す系能力者か。
税込みで1,480円。
持ち帰って早速開けます。ネットの写真で見た印象よりもちいちゃいです。
USB-micro Bがささる口と、たくさん脚が生えてます。
これでパソコンとつないで、Bluetoothの設定や、コードの流し込みができます。
じー、と見つめると、愛くるしい気がしてきます。
秋葉原で虫を買う。文字面だけを見ると和歌の一節にもなりそうで、
なんだかうまくいきそうな気がしてきました。
次回はBluetoothってどう言う仕組みで動いてるんだろ、と言うところを調べています。
【2022/2/19公開予定】
実装はその次の回から(未稿)。
ではまた。