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長部経典沙門果経 出家の功徳についてなるほど
アジャセ王が釈迦に「出家するとどんないいことがあるか?」と問われて答えたこと。ウィキペディアで調べたら分かりやすくこれならできるかもと。
ちなみに六師外道の先生方は主に功徳はないという答えでアジャセ王は満足しなかったという。
ホント分かりやすい。以下引用
「釈迦はまず、下僕や農夫であろうと、
身体・言葉・心(身口意の三業)を制御し、最小限の衣食に満足し、閑居を楽しんで日を送れる
ことを述べる。
更なる果報を問われ、波羅提木叉(具足戒)による制御により、正しい行いや托鉢の場所を保持し、わずかな罪にさえ恐怖の念を抱き、自己を鍛錬し、正しい身体・言語活動を身に付け、清浄な生活を営み、感覚器官を外界から防御し、思慮深く、自覚的であることを身に付け、満足すると述べる。
そして、比丘が守る具体的な戒について述べ始める。
殺生を捨て、武器を捨て、控えめで、慈悲心が厚く、全ての生物の利益をはかって哀れみを寄せる。
与えられないものを取ることを断ち、与えられたものだけを取り、盗み心を持たない。
純潔でない生活を捨て、愛欲を断ち、淫らな行いを断つ。
嘘を断ち、真実を語り、正直であり、世間を欺かない。
中傷を断ち、和合を推進し、協調を生み出す。
粗野な言葉を捨て、穏やかで、耳に快く、慈愛に満ち、心に訴え、優雅で、多くの人を喜ばせ、魅了するような言葉を語る。
戯言を捨て、ありのままのこと、意味のあること、真理の教え、戒律、心に明記されるべき言葉を、語るにふさわしい時に、比喩を混ぜながら、句切りをはっきりと、意味が分かるように語る。
種子・草木を傷つけることを断つ。
不要な貯蔵・享受を断つ。
娯楽を断つ。
賭博・遊びを断つ。
高大な寝台を断つ。
装飾・化粧を断つ。
低俗話を断つ。
言い争いを断つ。
使い走りに携わることを断つ。
ペテン・饒舌を断つ。
呪術を断つ。
以上のような戒律によって、自己制御することを述べた上で、更に、どのように「感覚器官を外界から防御し、思慮深く、自覚的であることを身に付け、満足する」のかについて解説していく。
眼でものを見る時、全体にも細部にも囚われない。耳、鼻、舌、身体、意思それぞれの感覚器においても同様。(=六根清浄; Indriyasaṃvaro)
あらゆる動作において、自覚的に行動する。(=念と正知; Satisampajaññaṃ)
どこであろうが、最低限の衣食だけで満足する。(=少欲知足)
そして最後に、住についての説明も加わる。
森・木の根元・山岳・峡谷・岩窟・墓地・藪地・露天・藁の積み重ねなど、人里離れた所に安息の場を求め、托鉢から帰ってきて食事が終わると、正しく足を組んで結跏趺坐し、身体を真っ直ぐにして、心を集中して座る。」
以上が戒律・生活水準での果報の説明である。
もう始めてることもあるなぁ