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ロバート秋山のおかげで小右記の実資はマメなつまんない官人からよさげな人物へと印象転換

大河「光る君へ」で「望月の欠けたることのなき」の回が来た。御堂関白記にあるものと思っていたら藤原実資の小右記にあるんだと。これまで読んでみようと思ってもいなかったこの本を手に取った。5,463条の一部を選んだといいながら、文庫本にしてこの厚さ‼️

目次から面白そうなところをみると、道長が三条天皇に退位を迫ったところ、同席していて三条帝の信頼厚いはずの道綱が「は、はい😅あ、いえ😵」と答える場面や、太宰府に赴任したい藤原行成を押し退けて隆家が太宰大弐に任官されることなど、他にも小右記がネタ本なんだ😆という話ばかり。道長が亡くなるまでもこと細かく記してあり、ということは残るところ1ヶ月ほどの光る君へには、しっかりロバート秋山演じる実資が出づっぱりになるのかな?
以前の藤原実資の印象は、21歳から84歳まで63年も有職故実を記録し続けたマメな真面目一方の官僚的なつまんない人物というものだったが、実はゴシップ的なことを書き連ねた夕刊フジ的なジャーナリストみたいな人だったのかなと😃
ジャーナリストの元の語のジャーナルは日記、日誌という意味だからまんざら外れているとも言えないのでは。
これから小右記の実資と言えば、あのチョコチョコした動作で目を大きくむいた石場首相並に無呼吸症候群になりそうに首回りの大きいロバート秋山さんを思い浮かべ、よさげな人物だっただろうな、という印象に変わってしまったのであった。
今回の大河「光る君へ」は、私的にはロバート秋山がいたので見続けているということなんであった。


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