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思考姿勢の基本/人間力・思考姿勢(Mindset & Personal Growth)

人生および仕事の結果は、考え方×熱意×能力

これは稲盛和夫氏の言葉であり、まさにその通りだと思う。「考え方」「熱意」「能力」の3要素が掛け算で結果を決める。
どれだけ能力があっても、考え方がゼロなら結果もゼロだし、どれだけ考え方が素晴らしくても熱意や能力がなければ無に帰す

そもそも成功の方程式とは何なのか?

解像度を高くするために考えました。

▶考え方=

・マインドセット/思考姿勢
・EQ(心の知能指数)
・道徳、倫理観、人間性

稲盛氏の言う「考え方」は単なる思考法ではなく、「どんな価値観・倫理観を持って生きるか」という、まさに道徳的な思考(価値観・人格) を指していると思う。EQは「他者との関係を良好にする能力」だけでなく、自己認識・自己制御・共感・倫理観 も含むため、まさに成功の基盤だと考える。

▶熱意=

・努力行動
・PQ(前頭知性・身体的リーダーシップ)
・行動力

「思いだけでなく、実際に行動に移すこと」が成功には不可欠。稲盛氏の文脈では「熱意」とは単なる情熱ではなく、努力し続ける力(行動力) のことを言っている。熱意は、推進するエネルギーを生み出し、それは努力「やるべきことを継続する行動力」
PQ(前頭知性・身体的リーダーシップ)は、行動を起こし、継続し、周囲を巻き込む力 を指すため、このように解釈した。

▶能力=

・スキル
・IQ(知能指数)
・知識

「能力」は、知識・スキル・専門性 を指している。学力のようなものと実践的な知識・スキルを指す。IQ(知能指数)というのも、思考力・学習能力・情報処理能力など、より広い範囲のスキルに適用できるので。

成功の土台は考え方「マインドセット/思考姿勢」にある

考え方「マインドセット/思考姿勢」と二宮尊徳の教え

道徳(考え方/思考姿勢)がなければ、熱意や能力は間違った方向に使われてしまう。どれだけスキルや努力があっても、間違った考え方では結果が歪む。 これは「道徳なき経済は犯罪」と同じ構造だ。
逆に、考え方がどれだけ素晴らしくても、それだけでは何も成し遂げることはできない。経済(行動・努力・成果)が伴わなければ、理念は絵に描いた餅となる。つまり、「考え方」がいくら立派でも、熱意や能力が伴わなければ、単なる理想論に終わる。これは「経済なき道徳は寝言」と一致する。

道徳(考え方)と経済(能力)は両方磨いていかなければならないが、やっぱり土台であり重要なのは考え方「マインドセット/思考姿勢」にある。

能力は学びや経験を通じて後天的に身に付けることができる。知識やスキルは、訓練や実践を重ねることで向上する。しかし、その成長のプロセスや効果的な運用方法は、考え方「マインドセット/思考姿勢」によって大きく影響を受ける。しかし、考え方や思考姿勢が歪んでいると、誤った行動に繋がりやすく、その結果として能力を正しく活かすことができなくなる。たとえば、自己中心的であるとか、他人を信じない態度が強い場合、学んだ能力を他者との協力に活かすことが難しかったり。さらに、否定的なマインドセットを持っていると、積極的に挑戦する意欲を持つことができず、自己成長を妨げることにもつながったり。また、能力を持っているからといって必ずしもその能力を適切に活用できるわけではない。歪んだ思考が能力を誤った方向に導く可能性もある。例えば、戦略的な思考が必要な状況で、感情的な反応を優先してしまうことで、戦略的判断を誤ってしまうことがある。知識があっても、正しい状況判断をできなければ、その能力は有効に活かされない。正しい思考姿勢と能力の相乗効果。逆に、良いマインドセット/思考姿勢(前向きで柔軟、成長志向など)を持つことで、学んだ能力を最大限に発揮することができるはず。正しいマインドセットは、能力の活用方法や新しいスキルの習得方法を効果的に見出し、自己成長を加速させる。

能力は後天的に身につけることができる一方で、マインドセット/思考姿勢はその能力をどのように活かすか、そしてどの方向に成長するかに大きな影響を与える。
成功の土台であり重要なのは考え方「マインドセット/思考姿勢」にある。
できる限り早いうちに、考え方「マインドセット/思考姿勢」をしっかり固めることが、すべての土台となる。「スキルや知識」は、正しい考え方と熱意があってこそ、社会のために活かされるものだ。

考え方「マインドセット/思考姿勢)の重要性

家や木の例えを使って考えてみる。

家の例え

  • 基礎(土台) = 考え方「マインドセット/思考姿勢」

  • 掃除・メンテナンス = 熱意(行動・努力)

  • エクステリア・インテリア = 能力(スキル)

基礎が脆ければ、どんなに立派な家を建てても崩れてしまう。
つまり、どれだけ優れたスキル(IQ)があっても、思考姿勢(EQ)が悪ければ正しい使い方ができず、結果的に失敗する。

木の例え

  • 根っこ・土 = 考え方「マインドセット/思考姿勢」

  • 水やり = 熱意(行動・努力)

  • 幹・葉・花 = 能力(スキル)

根がしっかりしていれば、多少の困難があっても再生できる。
逆に、根(EQ)が弱いと、一時的に花(成果)が咲いても、いずれ枯れてしまう。

短期的な成功ではなく、長期的な成長を意識する

そして、短期と長期の視点を持つことが重要。目の前の成果だけにとらわれると、本当の成功は得られない。会社や個人が短期利益だけを追い求めると、将来的に大きな結果を得られず、長期的な成長を損なう。「今の成功」ではなく、「未来の成長」に目を向けることが、本当の意味での成功につながる。

成功の土台であり重要なのは「思考姿勢」

▶思考姿勢(EQ)、行動力(PQ)、能力(IQ)のすべてが必要であり、どれかが欠けても成功はできない。
▶ただし、土台であり重要なのは「思考姿勢(EQ)」である。
▶思考姿勢が悪ければ、誤った行動をし、能力を正しく活かすことができず長期的な成功はできない。

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