【異郷日記】24/9/24 心のぐるぐる

今日もヨガから始める一日。しかし疲れていて、ヨガ後にベッドに戻って寝た。
起きてカウンセリング。これまでは、幼少時の記憶、移民として生きる海外生活、家族との関係、家人との関係、父の死など嵐の後のように混沌とした心象風景で、手探りだったのが、ある程度問題を整理して、これから自分が向かう場所や人生の目標などの実現について考えるための場所としてカウンセリングを使い、自分主体のものにできてきている気がする。

外で花びらの掃き掃除をする。一雨きそうだったのでその前に終わらせたかった。集中して30分くらいで終わらせる。しかし、一時間もたたないうちにまた一面紫に。無常感があったが、これもまた一時的なものだ。

気を取り直して税理士のところへ行く。確定申告のためだが、ほとんどおまかせ状態である。あまり仕組みをわかっていない、理解する努力をしない自分を改めて確認した。こういうあっけらかんとした無頓着さを、ほしいものや理想に対して発揮できればいいのに。望みにはどうしても執着してしまう。執着への裏には、叶わなかった時の恐怖や孤独感があり、それを見るに耐えないのであろう。

帰宅しようと思っていたが、意外と早く終わったので雑貨店へ。ここ最近考えている財布の新調を実行するためだ。いろんな商品をみるとぐるぐるする。財布は良いと思うと汚れや傷があって、どれがいいのか決め手にもかけていたので買えなかった。

たくさんの商品を見ると、まったく必要さを感じていなかったものも、欲しい気持ちになる。思えば、東京に住んでいた時は、そうやってたくさんのものをみて、場所から場所へ体を動かして、心のぐるぐるをごまかしていたのだと思う。心のぐるぐるは、昨日書いたように、蓋をして閉じ込めていた感情やそれに付随してしまわれている過去の記憶を再生する行為だと思う。そこに前に進めない原因があると本能的に気づきながら、なかなかそれにアクセスして、分析、解釈して解消してくことができなかった。どうしても、まったく別の白紙のような土地、言語、文化、習慣などがまったく違う場所にくる必要があった。

マーケットへ行って、野菜や果物を手に入れ、日本のお店に立ち寄る。大福、最中、羽二重餅、お煎餅などのお菓子をたくさん買う。思ったより時間がかかってしまった。スーパーにもよって、肉類を買って、もうふらふらするほど疲れて帰宅した。

おやつを食べて、和風出汁カレーをつくり、だらだらした夕方を送った。また101歳のおじいちゃんのYouTubeみる。のんびりして祖父母との暮らしを思い出し、実家にいる気持ちになりながら夕食を食べた。明日は家人帰宅なので、1人暮らしの終わり。一人が快適で、自分がどう感じるのか不安になってきた。母と久しぶりに長電話をして、夜11時すぎた。

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