【異郷日記】14/10/24 親子修復に必要なものとは
2時に目が覚めて、わかっていたのにケータイみる。次はアラームまで起きなかった。もうどろどろにねむいが、なんとか起きた。パジャマのまま朝練へ。
時間は決まっているから焦っても仕方ないのに焦ってしまった。焦らない、時間はあると言い聞かせた。それもコントロールだった。その感じているものをもっと感じていればよかったのもしれないと今思った。
バタバタと出勤。泊まり番だったワーカーと、昨日やってきたが怒りまくっていた不機嫌なクライアントの深層心理について予想しながら話しておもしろかった。人は自分の気持ちを他者に投影させることが多い。膠着した親子関係には、何か起爆剤が、エモーショナルな爆発的なものが必要だと思い、昨日考えていたこと、親からの強い愛情を真摯な感情として伝えることを話した。また違う角度の意見を聞けて面白かった、なぜなら、そのワーカー曰く、親が伝えても、子どもに聞く耳、受け取る用意がないと受け取れないと。ティーンはまだ子どもで、かなりまだ柔らかく、野生の勘みたいなものがよくきくので、親側の用意次第というのも大きい気がした。やはり親子のパワーバランスは圧倒的に親に傾くものであるから、親の匙加減次第だ。
上司たちがきて、週末の気になる案件たちを話す。ここで上司は給料計算に忙しく、私も曖昧なまま確認しきらなかったが、いろいろな問題を抱え、母と話すことも学校に行くことも拒否してまだ寝ているクライアントについて報告し、上司が本人と話すか聞いた時に、カウンセラーと話すと言ったので、カウンセラーと3人で話してから出かけさせるのかと思いきや、どうやらカウンセラーと二人でまず話すという意味がメインで、クライアントと話す時間の設定までを私に期待されていたようだった。私も丁寧に確認すればよかったのだが、少し遅くなっていても何も言わないし、上司が自分で取り仕切るのかと思っていた。クライアントに声かけると、まだ眠いとグズグズしていた。昨日の気持ちを話してと伝えると、母親にきいてくれとのこと。あなたの気持ちを聞いている、それは母親にはわからないし聞く気はない、あなたにしかわからないからあなたから聞きたいと伝えた。わかったというが、あとでという。と上司に伝えると、会議づくしで時間はもうないとのこと、その足でクライアントのところへ行って、時間がないからもう急いで出かけるように言っていてびっくりした。クライアントは怒って出て行った。上司の言い方が、なんとなく私が悪いようなニュアンスに感じられて気になったが、確認不足だったしお互い様だ、次は気をつけようと思う。以前は、すべて自分のせいのような気持ちになって落ち込んで自分を責めていたので、この変化は嬉しかった。
時間過ぎたが帰宅して、ランチを食べる。ウォーキングへ行きたい気持ちだったが、手帳のやることリストを見ると、けっこういろいろある。気になっていた、母の年賀状の住所録づくりをした。父が作ったエクセルのシートを見ながら、父の残した打ち間違いやちょっとしたメモに、父と対話しているような気持ちになった。お葬式の目録を作った時に見た名前がたくさんあり、不思議な気持ちになった。やはり父はこの世からいなくなった。父の肉体は役目を終えた。無の世界に行ってしまった。お葬式にこなかった人は年賀欠礼葉書を見て、どう思うのだろうか。子どもの時に、暇を持て余すお正月に、楽しみに宛名で振り分けた年賀状の名前。子どもの時のお正月、暗い冬、重い空気などを思い出しながら、名前と住所を確認して打ち込んだ。
家人がまたパソコンをアップデートすると言って張り切っていた。セカンドハンドだが、わたしにも買えると提案してきた。ありがたいがよく考えようと思う。
家人のディナーを食べて、今日は片付けをした。いつもは家事のうまい家人が食器洗いをするが、料理したから座ってくつろぐように伝えた。私の仕事は素早いが適当で、家人の丁寧で確実なクオリティには到底及ばない。それが気になるのが普段だが、今日は家人はちゃんとくつろげていてよかった。たくさん褒めた。スムージーが美味しかった。外にゴミ捨てに出たら、生ぬるい風が吹いていた。
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