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魔術師とかアルケミストとか(その3)

さて、夢を叶えるノートの夢が叶った!と聞いたら大抵の人は「良かったね。イイなぁ」と思うことでしょう。ただ私の場合は、それほどスムーズな話ではありませんでした。

とは言っても、自分のお店を出すために頑張って貯金をした!とか、なかなか融資を受けられず苦労をした。とかいう話ではありません。これらの事柄は大変だとはいっても、夢の一部でしかありません。

稀に、夢を叶えたい!と言いつつ努力を全くしない方からご相談を受けることがありますが。それでは、満足する結果になるのは、なかなかに難しいかもしれません。

先ほどの私の場合でいう「資金繰り」という行為は、自分の店をだすのならほとんどの人が当たり前にやっていることです。というかやり続けていることです。

自分の店を出し経営するのなら、資金管理は業務の一部ですから。資金繰りという行為は既に夢の一部である。ということです。なので、夢を叶えたい場合、夢が叶った後にもやることは、少々大変に感じても慣れていく訓練をするのが大切です。

ここを間違えてしまうと、歌手になりたい!けど歌いたくない。とか、画家になりたい!けど絵を描きたくない。などという、コントのようなことにもなってしまいます。嘘のようなお話ですけれど、ごくごく稀にこのような方もいるのです。まぁ、この場合は、おそらく夢の設定ミスなのですがね。

私の場合、自分の店を持ったのは、たまたま出会った人が元美容師で、その人がたまたま建物を建て直すにあたり美容室を作り、その人が自分の配偶者になったため、その結果として、美容室を任された。という流れです。

こう書くと、資金繰りを頑張るよりも、めちゃくちゃスムーズに進んだように見えますが。ここでは、私のタイプが災いし、それとは無関係のツライ出来事も起き、なかなかに大変だったのです。

この辺りは、あまり詳しくいうと「苦労しなければ上手くはいかない」という暗示になってしまうとマズいのでサラッと書きますが。

要するに変わり目なのにも関わらず、じっと動かないタイプだったために、畳み掛けるように様々な出来事が起き押し流されるように、気がつけば結婚してお店をやっていた。ということです。

その時起きた出来事・・・父親の病気からの退職で無職に、父親の死による精神的ダメージ、大腿骨頸部骨折による手術からの2ヶ月入院、1年間の歩行困難状態・・・。

まぁこれらのこと全てが、じっと動かないタイプだったから起きた。という訳ではありませんが。変化の時期に頑なに動かない!というのはやはりなんらかの歪みや負荷を生むのだと思います。そして、その後怒涛のように流されます(笑)

旦那さんには、その時期は大変支えてもらいました。あれから12年今でも2人で愉快に暮らしております。

この時期の大腿骨頸部骨折手術は、魔術師とかアルケミストとかへの、後々の道標になっていきました。手術前後の3日間でおそらく私は、自分の中のリミッターが外れたのだと思います。

リミッターが外れた。などと言うと大変意味ありげに聞こえますが。これは単に、そもそもついているリミッター自体が軟弱だったということでしょう(笑)

怪我をしたのが、父親の死から日が経っていなかったこともあり、死生観やら、痛みやら、先行きの不安やら・・・がごちゃ混ぜ状態・・・からの全身麻酔の手術だったのですが。術後物凄く不思議な感覚になったのを覚えています。その感覚は言葉にならないモノでした。

強いて言うなら「(宇宙くらい)物凄く大きいような。(量子くらい)物凄く小さいような。(一瞬くらい)短いような。(永遠くらい)長いような」という感覚です。

この感覚に包まれた後、私の死生観は大きく変わりました。それと同時にこの言葉にできない感覚についての探求が無意識のうちにスタートしたのだと思います。

とはいえ私のタイプは、じっと動きません(笑)この後もスムーズに探求はとはシフトせず、隠れオカルトのまましばらくは、頑張り続けるのです(やれやれ・笑)というわけで、まだまだ続きます。お読みいただき、ありがとうございます。

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