海外ドラマを好きな理由
いきなりで申し訳ないが、
海外ドラマが好きだ。
「話が面白いから」とか、小学生の作文みたいな話ではなくて、
(もちろんそれは全然あるけど)
海外ドラマが好きな理由は他にあって、
「多様性」
である。
昨今、日本でもよく「LGBT」の話題が良く上がるが、
海外ドラマではこの「LGBT」の人物が出てくることは珍しくない。
僕はミステリーが好きなので、ミステリーの海外ドラマをよく見るのだけど
例えば、
殺された男性の配偶者として男性がでてきたり、
会話の中で、男性が「俺の旦那が~~~~」と言ったり。
もちろん女性同士の場合も少なくないし、
女性同士の場合だと、メインキャラクーの女性同士が結ばれるということも結構ある。
こういう事がストーリーの中で、当たり前のこととして扱っているのが素晴らしいなといつも思う。
男性同士、女性同士という事に一切フォーカスしない。
日本のドラマでもこういうことやってくれたらいいと思うけど、
多分日本でやると、そこをストーリーの肝にしてしまって結局ダメだろうな、とも思う。
この恋愛観に関してもそうだが、
海外ドラマ(主にアメリカ制作ドラマの話)は差別問題とかにすごく気を使って作られている感じがして、
メインキャラクターの中に必ず1人は黒人の俳優さんが
キャスティングされていることがほとんどだし、
さっきも言ったように、メインキャラでもモブでも、
同性愛を当たり前に描いていたりする。
結構古い、2005年くらいのイギリスの海外ドラマでも
普通に同性愛のカップルが出てきていて、それにはさすがに驚いた。
日本では絶対にそんなドラマなかっただろう時代だ。
もちろんドラマで当たり前のこととして扱っているから差別がない、というわけではもちろんなくて、
海外でも「差別問題」は根強くあることは皆さんもご存じだろう。
しかしそれでも、いやだからこそ、この民衆が見る「ドラマ」で
そういうことを「当たり前」として扱い取り入れるのは、
非常に意味があると思う。
海外ドラマでは「差別」をしない、というような内容をここまでしてきたが、
全てにおいてそうなわけではなくて、”差別”的な要素もないわけじゃない。
この”差別的要素”として挙げられる分かりやすい例が、
「ロシア人」である。
海外ドラマのミステリーをよく見る人は首がもげるくらい頷いていると思うが、
ロシア人は99%悪役である。
というか、ロシア人というのはほぼ「ロシアンマフィア」としてしか出てこないので、悪役にしかなりえないのである。
麻薬売買、平気で人殺す、警官も脅して買収する・・・みたいな
「どんだけ悪い奴なんだよ」、と思う。
僕は(アメリカの)ドラマ作品の中でいいロシア人が出てくるのを見たことがない。
日本人に
「いやどんだけロシア嫌いなんだよ」
と思わせるくらいではある。
他にも細かいことをあげると、
「日本人」役の俳優さんがどう見ても中国の方だったり、
(差別とは思ってないけど適当だなとは思う)
中国人も割と悪い役が多かったりする。よく麻薬を売ってる。
ちなみに僕が最近驚いたのは、
日本人の登場人物が出てきて、セリフも日本語で喋るシーンが
あったのだが、その日本語が
めっちゃカタコトだったこと。
本当に数秒のシーンしかなかったのでまあその程度になるのは分かるが、
さすがにもうちょっと何とかならなかったか、
とジャパニーズネイティブの僕は思ってしまった。
日本語吹き替えで見ていたのだが、なぜかそのシーンは役者さんの声をそのまま使っていて、日本語字幕がついていた。
(日本語吹き替え版で日本語を喋っているのに日本語字幕が出るという訳が分からないことになっていた。)
カタコトでもちゃんと聞き取れる日本語をしゃべる人は沢山いるが、
これに関しては字幕がなかったらちょっと
何を言っているのか分からないレベルだった。
長くなったので適当にまとめると、
どんなことにも良いところと悪いところがあるよねって話。
今日は、久しぶりにドはまりした海外ドラマが最終回で
僕は明日から何を希望に生きていったらいいか分からないので、
おすすめの海外ドラマがあればぜひ教えてください。