敵との戦いかた
「敷居を跨げば、七人の敵あり」という江戸時代のことわざにあるように、実は現代でも社会に出ると、思っても見ないところに自分の敵がいたりします。
もちろん、男でも女でも。
たとえ「自分はみんなのために頑張っているし、悪いことはしていない。」「誰にも害を与えてないし、私には敵なんかいないはず。」というような場合でも、知らないうちに敵ができていることもあったりするんです。
私は、いろいろなところで「敵に遭遇する機会」がありました。。。
敵の見つけ方
「なんだか、動きづらいな…」「なんだか変な噂になっている?」と感じたら、すでに敵はいるかもしれません。
そう感じたら最初に、敵の所在を確かめなければいけません。
社外か、社内か、同じ部署か、同じ部屋か・・・
誰かに聞けるわけではないので、何となく当たりを入れつつも、気を付けて探りを入れなければなりません。
・・・さて実は、私には確実に敵がいました。
敵がいる、と知ることだけでも結構ショックです。
私もすごくショックでした。
ずっと自分なりに助けたり良くしてあげていた人だったりしたこともあります。
一番注意すべきは、味方のふりをした敵「フレネミー(Frenemy)」です。意味としては「友人の顔をした敵」とでも訳せます。
信頼していた人に物凄く裏切られていたことを知ると、ショックは敵がいた時よりもずっとショックも大きく、精神的なダメージが強いです。
私の場合、ショックを受けながらもいろいろ考えた末、理由を色々考えて自分の落ち度を責めることよりも、現状でどう対処していくかが大事だという考えに至りました。
だから、ちょっとした反省はしても、落ち込むよりも先に、対処することを勧めていくことをお勧めします。
私が敵を見つけ出すために、参考にしていたのは
・「仕事が進めずらいな」と思った周辺
・ごくプライベートな情報が流れているかも?と思ったら、近い周辺
・自分の耳に、心地よいことを言い過ぎる人
・出世や昇進などをしたタイミング
・なんとなく妬まれそうな同性、または異性 など
自分に対して厳しくする人や、小言を言われる程度は、別の意味で注意したほうが良いです。
ただ、もしかしたら「敵の顔をした友人か恩人」の場合もありますので、厳しいことを言われた時は、むしろ積極的に話を聞いたり、言われた小言は真摯に考えてみるといいかもしれません。
この「敵の顔をした友人か恩人」は凄く貴重な存在です。ないがしろにしたりせず大事にすると、あなたのメンターや一生付き合える友人になったりすることもあります。大事にしましょう。
敵への対処
兵法で有名な孫子も、「敵を知り、己を知れば、百戦危うからず」(敵の事を知り、自分の力もきちんと理解すれば、どんな戦いも難なくこなせる)と言っているように、まずは敵を知ることから始めましょう。
まず、相手がどのぐらいの敵なのかを知り、自分は戦えるのかどうなのか(=自分はどのぐらい相手に影響があるのか)を判断します。
そして、できるだけ「この人を味方にするには?」ということを考えてみて下さい。
そのためには、相手を徹底的に知ることです。
何が好きか、何を求めているか、何が嫌か、どうして今は私の敵になっているのか…などをいろんな方向から考えて、どうしたらその人を味方にできるかを調べてみて下さい。
人柄・職種・過去の経験や好き嫌い…その相手次第で、対策も全部違うので、相手をよく知ることが唯一の方法になると思います。
「味方にならない敵」のままな場合
この世界では、どうしても仲良くなれない人もいます。
そんな時は距離を取るもよし、できる限りは慣れるもよし。
君子危うきに近寄らず、とも言います。
もし自分に危害が加えられている場合は「復讐するもよし」です。(私は、倍返しが基本です。苦笑)
ただ、大人として社会人として、公序良俗に反するやり方や、自分の価値や評価を落とすようなことにつながる復讐は止めましょう。
どうしても復讐したいなら、その方法を考えましょう。
ちなみに私がやった倍返しの復讐は、
「相手が、深く心から反省するぐらい親切にして、心からのお詫びの言葉を引き出す。」
「自分で直接手を下さなくても、周囲が鉄槌を下した。」
と言うような感じの復讐をしました。作戦をしっかり立てることをお勧めします。(笑)
【結論】敵は出来れば味方に
自分に対して敵対する存在に対しては、
・とことんまで相手を知る
・相手を味方にできる方法を探す
・完全な敵になった場合は、早々に距離を取る。
・危害を加えられてる相手には復讐もアリ。(手段と作戦をしっかりと。)
状況はそれぞれの場合にもよるので個別対応になりますが、「とことんまで調べる」ことで、いろんなことが可能になります。
基本は「敵を知る」こと。
是非とも、孫子の教えに従い、是非とも状況を乗り切ってくださいね。
そして、敵だと思っていた存在が味方になった時、あなたの価値も評価も倍になることが可能になります。
私は、何度も自分の窮地をそれらの恩人たちのおかげで、乗り切りました。
敵を知って、敵を味方にして、自分も周囲も幸せになりましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。