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振り子の法則と水風呂と

ヴァジム・ゼランドというロシアのもと量子物理学者の書いた本を持っています。
時々拝見しているブログの主の方が以前この本を紹介されていて、紹介されていた時点ですでに絶版状態だったかも。
アマゾンの購入履歴を確認すると私は2016年にシリーズ1-3巻まで、2019年に4巻を購入していました。
(昨年TAFTIという最新刊も出ましたね)

シリーズ1-4巻に関しては、少し前まではまだ手に入れることができたと思うのですが今は品薄らしく、第3巻なんて今10万円とか頭のおかしい値段がついているようです(2024年5月3日)。
10万円!
でも、もともとおっちょこちょいでガサツなせいで、私の本はどの本も折れやココアのシミだらけでロクな値段が付かないでしょうし、まあそもそも売らないし手放すつもりもない。

本のアマゾンレビューを見ると、この本のおかげで「トランサーフィン」に成功し大きな成果を収めている方もいるようですが、私は読んだ当初は全然内容が頭に入ってこずそのまま放置、去年長い通勤時間を利用して再度読むようになってやっと「読めるようになった」(理解したとは言ってない)。
別に難解というわけでもないのでしょうが、本って不思議と読んで入ってくる時と入ってこない時がありますね。

昨年まで勤めていた会社は、辞める人は入って即日(ほんとに1日で!)辞めてしまう、居て続いている人は皆ほとんどいい人なんだけど、ところどころ闇が深い、そして私にとっては「まじで『妖術使い』飼ってるだろ」と思うような会社だったのですが、
とりあえずかわしながら淡々と働き、昨年「今を逃したら逃げれない」と思う絶好のタイミングで退社しました。

そして新しい会社にそれまでとは別の派遣会社を通じて入ったわけですが、そこがまぁ辛かった。

今から思うと、ちゃんと「振り子の法則」シリーズを読んで慎重にやっていればもう少しうまくやれたはずだったのです。
要は「過剰ポテンシャル」を発生させてしまった、この職場で私の特技を生かして頑張るぞと張り切ってしまったのですね。やりがいもあると感じていましたし。平衡力を著しく乱してしまった。
また「私はここまでできる」というのを早々に表に出してしまったのもよろしくなかったと思うのです。

過剰ポテンシャルを解消しようとする平衡力は即で、勢いもすごかった。

入社直後はよい人と思われた直属の上司がえげつなく意地悪になって、とにかくあれやこれや理由をつけて、まともにプログラムされた研修も進めず仕事をやらせてくれない。しかも派遣の担当者にはそれを伝えず、私のことを「仕事ができず使えない」と言っているようなのです。

どういうわけか、前の会社であの「妖術使い」もうまくかわしていた私が、この会社で入社の翌月にはちょっと精神を病みそうなぐらいになっていました。
当初は「前の会社の妖術使いのせいか?」とも思っていたのですが、そのへんの影響はわかりません。多少はあったのかもしれませんが、聞くところによるとこの直属の上司には歴代やられていたようなので、関係なかったのかもしれません。

上司のパーソナリティと、私が過剰ポテンシャルを発生させたことが相まって相当追い込まれて参っていた私は、週末久々にあるブログを見ていました。
結構有名なブログで、「大摩邇」にも以前は取り上げられていたり5ch(2ch)にもスレがあったぐらいなのでご存じの方も多いかも。
千葉県にお住いのご夫婦の奥様が、猫たちや植物やお友達から教えてもらった様々なことを書き綴っておられる不思議な印象のブログで、そのバックナンバーを読んでいると「水風呂」の話が出てきました。
ご夫婦は「そろそろやってみるか」という導きと、ガス代節約のために水風呂をはじめられたようなのですが、
それを読んでなぜか私も「水風呂、やってみるか」と思ったのです。
あほでしょ?2月ですよ2月。真冬やで。

せっかくなので?立春の日からスタートしました。
朝4時過ぎに起きてバスタブに水を溜めて、恐る恐る入ります。
最初はもう寒くって数十秒がやっとでした。それでも不思議と水から出た後は「あれ、もっと入っていられたのに。もったいないな」と思うのです。全身鳥肌ですが血流マックスになって体は真っ赤になり、結構爽快感を感じられます。
そして現在まで毎日継続しているのですが、今では慣れたのとさほど寒くないこともあって毎朝20分ぐらい冷水に浸かっていますね。

それはともかく、
立春の寒い最中から水風呂を始めて、10日か2週間後ぐらいでしょうか、
もう本当にどうしようか、直属の上司のさらに上の人に相談すべきかと思いあぐねていた時、「天の助け」と思えるようなことが起き、私は退社するまで快適?に過ごすことができるようになったのです。

自分は仕事ができると思っていたのに「会社から契約更新されない」という屈辱的な形で会社を離れることになったり、
せっかく「振り子の法則」シリーズを読んでいたのにまったくその教訓を生かせずに自らドツボにはまったり、
苦し紛れに水風呂を始めることになったり、

でもあとから思うと、この「水風呂」を始めるようになったのは、自分の人生にとっては本当によい影響をもたらしてくれると思うので、
「なんでや~~」「やっちまったなー」と思うことも必要だから起きている、今回のことも、結果的にこうして水風呂を始めるようになったのですから「経験に無駄なことはない」とあらためて思う次第です。

それにしても私は、「痛い目に合う」→「苦しいので対処する」→「うまくいった!」→「もうひっかからないぞ」の繰り返しで、
賢い人なら、そもそも「振り子の法則シリーズ」を持っている時点で「痛い目に合う」こと無しに理想のバリアントへ軽々とサーフィンしていくだろうに、
なんだかなーという感じです。

「振り子の法則シリーズ」を読んで気づいたこと、そして「水風呂」で起きた「天の助け」と思えるようなミラクル、そして水風呂がとてもよいと感じる理由などはこれからボチボチと書いていこうと思います。



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