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現地から徹底解説! バンクーバー、COOP留学前に知っておくべき仕事の話

生きていくためにはお金が必要。お金を得るには働かないといけない。でも夢を諦めたくないし、いろんなことに挑戦したいから仕事を辞めて留学したい。一年前の私はまさにこんな考えでいっぱいでした。

この記事では留学中の仕事探し事情にフォーカスしています。
正規留学や2年制カレッジ留学だと状況が異なるので、ここではカナダ/バンクーバーでのCOOP留学に絞って考えてみます。もちろん正規留学生やワーホリの方にも読んでいただきたいです。

渡航期間3分の1が過ぎた今、これまで見聞きしたり経験した「仕事」に関する情報を余すことなくお届けします。これを読めばバンクーバーでのバイトに関する情報はだいたいわかります。絶対に知っていて損はしない情報です。
安定した仕事が見つかるまで、有料設定にしようと思います。
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仕事

必要なもの

まずバンクーバーで仕事をするために必要なものがあります。

・Study Permit(Off Campusで働いていいよ、と記述があるもの)
・Work Permit(COOP先に提出する用。COOP先以外には使用できない)
・レジュメ(カナダ式履歴書)

大前提として働けるビザがないと働けません。COOP留学では座学期間は週24時間、COOP先では座学期間に応じて決められた時間働ける仕組みになっています。
たとえば半年間の授業を受けてもらえる時間は540時間分(週22.5時間)です。これと学生ビザ週24時間(11/15から正式に変更)を合わせて週40時間、つまりフルタイムで働けるという仕組みだと認識しています。
もし違っていたら教えてください😭
COOPとしては540時間しか働けないので、たとえ半年の期間があったとしても時間数を満たせば早期卒業になってしまうらしいです。
このあたりの仕組みが未だにわかっていないのですが、COOPは縛りが多くて複雑で結構面倒です、、、。

レジュメ

そして肝心なのがレジュメ作成です。日本の履歴書と形式も書くことも全く違います。日本のように履歴書用紙はないので自分で作成します。
おすすめはネットに掲載されているレジュメづくりの上手な人の形式を参考にすることです。あとは学校の先生に見てもらうか、ネイティブの友達に添削してもらいましょう。大まかな違いとポイントをまとめました。

・顔写真、性別、誕生日、出身地は不要
日本で慣習が残っているのが不思議なくらいですが、こういった情報で判断することをタブーとしているので、書きません。
・職歴

応募したいポジションに合わせて書くことを変えます。オフィスに応募したいのに日本での飲食バイトの経験を書いても意味がありません。私はレストラン用と接客用と2種類作成しました。
ツールはWordでもGoogle DocmentでもCanvaでも構いません。とにかく見やすく、わかりやすく、です。
・ボランティア
日本でもどこでもいいのでこれまでのボランティア経験を記載します。欧米ではボランティア活動への参加が重視されます。なければカナダでボランティアに応募して経験を作りましょう。
・資格
ポジションによっては資格必須なものがあります。後ほどポジションについてと一緒に言及します。


仕事の探し方

働く準備が整ったら、早速探しに行きましょう。
バンクーバーでの主な仕事探し方法は大まかに分けて6つです。

・レジュメ配り
・JPカナダ掲示板、人材カナダからの応募
・Indeed, LinkedInなどのローカル求人サイト
・企業サイトからの申し込み
・インスタでのDM
・紹介

それぞれ見ていきましょう。

レジュメ配り
レジュメ配りは基本中の基本。求人が出ていないところでも雇ってくれる可能性があります。

コツ:お店がすいている時間にマネージャーに直接手渡しすること!どうしても働いてみたい場所なら、マネージャーがいなくてもいる時間を聞いて戻ってくるくらいの勢いが大事。

掲示板からの応募
日本人JPカナダや人材カナダといった求人サイトから仕事情報を得ています。ほとんどの求人が日本語で書かれているので初めてでも応募しやすいです。その分日本人の多い環境での仕事になります。

コツ:とにかくスピード勝負!こまめにチェックして応募するのが○

Indeed, LinkedInなどのローカル求人サイト
Indeedなどはネイティブとの競争になるので基本返事は返ってきませんが、投稿されてすぐの求人を狙うと返答率が上がります。また、応募時に簡単なアセスメント(接客への心構えやシチュエーション別にどうするか答えさせられる)を要求してくる求人もあります。

コツ:こちらもスピード勝負!

企業サイトからの申し込み
企業によってはオンラインから申し込みを受け付けているところがあります。サイト訪問→会員登録→応募、という少し面倒なステップがあります。Indeedから企業サイトに飛んで応募する形もあります。

インスタのDM
レジュメ配りより数を打てて効率がいいのでインスタのDMでメッセージを送って、仕事をゲットした人もいます。レジュメ配りでは入りにくい高級店などにはこの方法がいいようです。

紹介
一番即採用につながりやすいのは紹介(コネ)ですが、学校で知り合う友達はみなコネを探すライバルな上、ミートアップなどの集まりは知らない人が多く安易に個人情報を教えないのが身の為なのでいち留学生には厳しいです。入れ替わりで帰国する人を見つけて、辞めるタイミングで紹介してもらうというのが最善です。知り合いがいる人は遠慮せず頼ってみましょう。



仕事探しは○○力>英語力

続いてお話しするのは必要な心構えについてです。昨今の移民受け入れ超過で圧倒的に買い手市場になっているバンクーバーの雇用事情。コネのない私のような留学生は仕事を得るのに苦労します。夏場は1つの求人に100件も応募が来るような世界。逆に閑散期である冬が近づくと、求人はぐんと減ります。求人が多いときはいかに早く情報をキャッチしてレジュメを送れるか、少ないときは求人している場所を探し出し、申し込むタイミングのよさといった「」が求められます。英語力や経験が仕事探しに必要なのは多くの人が知るところですが、そのタイミングのよさ、つまり「運」を引き出し結果につながるのは圧倒的に行動力。折れない心と返事の来ない中応募し続けるメンタルをもって行動し続けることが鍵になります。


語学力

では、行動力さえあればいけるかもと思うかもしれませんが、そうはいきません。カナダでバイトをするうえで英語力がないというのは言語道断です。意志疎通ができて業務内容が理解できる人を雇いたいとなるのは至極当然の話です。ただ、COOP留学している人は一定のレベルに達してから入学してきているので全然喋れないわけではないはずです。また、2025年からはさらに入学条件が厳しくなると聞くので、英語力に大きな問題はない前提でお話しします。
ただし、バンクーバーでの仕事探しは「中国語」ができるとちょっと状況が変わってきます。地域によってはカナダとは思えないくらい中国系の人が住む町があったり、アジア系の大型スーパーはほぼ中国系で、商品にもほぼ中国語が使われています。無論中国料理屋さんも多いです。そしてびっくりすることにカナダに住んでいても英語が喋れない中国人は多くいます。
そういった場所でなくてもレジュメを配りに行った際、「Can you speak Mandarin?」と聞かれたことが何回かありますし、IndeedにChinese/Cantonese必須と書かれている求人もあります。中国語に限らず、バンクーバーにはいろんな言語を話す人がたくさん住んでいるので、英語+αの語学力を持っている人はさらに選択肢が広がるはずです。


ジャンル

さて、ここから具体的に仕事内容の話をしていきます。まずは初めに働くお店のジャンルについてです。先に言っておくとネイティブでもないCOOP留学生がオフィスジョブをゲットできる確率は相当低いです。日本で長年の経験があったり、専門スキルがあってようやく応募のスタートラインにたてます。COOPインターンの斡旋をしてくれる担当者も「オフィスジョブはかなり厳しいから、探したいなら自分で探して」と言ってくるくらいです。そんな中でも日系企業ならばまだ応募しやすい上、ワーホリの人ですが実際に仕事をゲットした友人がいるので可能性がないわけではないです。
ただし現地オフィスとなると話は全く別です。たまにSNSなどで現地オフィスで働いている人を見かけますが、それは相当努力して勝ち取ったか、経験があったか、本当にタイミングがよかったかのどれかです。
そのため、だいたいの人はまず飲食店や小売系で働き、カナダでの経験をつけるところからはじまります。

飲食/カフェ
寿司、ラーメンなどのジャパレスで接客、キッチン業務
スーパー
レジ、品出し、スーパー内のキッチン
小売店
薬局、雑貨屋、アパレルなどの接客、レジ、品出しなど

飲食(とくにジャパレス)が人気なのはチップで給料が上乗せされること、賄いがあれば食費が浮くこと、そして現地企業より雇われやすい点にあります。客単価が高い高級店ほどもらえるチップは多めです。カフェでの仕事も人気ですが、バリスタの経験はあるか必ず聞かれます。そして日本でもなじみのある某コーヒーショップや日系のお店(M□JIなど)は競争率が高い上、特に日本の店舗で働いていた経験がある人を優先して雇うと言われています。


職種(ポジション)と資格

続いてポジションです。それぞれの経験ややりたいことによって応募職種は変わりますが、だいたいの人がまず応募する職種をジャンルごとにまとめました。

飲食/カフェ
<サーバー|Server>
いわゆるレストランでの接客、ウェイトレス、FOH(Front of House)と呼ばれるポジション。カフェなどではカウンターに立って注文を聞き、会計する。お酒を扱う店だと「Serving It Right」という資格必須。公式サイトから35ドル払って3回まで受験できます。難易度はそこまで高くない上、解説サイトが溢れているので勉強の際はお世話になりました。

<キッチン手伝い|Kitchen Hand>
キッチンで食材準備や掃除をする、BOH(Back of House)と呼ばれるポジション。ポジションや店によって「Food Safe」(食品衛生)の資格必須/推奨をしているところがあります。また、持っていると時給が上がることもあるようです。サイトによって値段が違い、私は以下のサイトから取得しました。日本で食品会社にいた関係である程度の知識があったため1度で合格できましたが、初心者には少し覚えることが多めかもしれません。また、サイトには6時間でコース終了とありましたが、単語を調べながら放課後に少しずつ進めて1か月くらいかかりました😅ちなみにこちらは解説サイトはないに等しいので自分でしっかり勉強する必要があります。生活するうえで役に立つ知識ばかりなので取って損はないです。

https://www.safecheck1.com/

<皿洗い|Dish Staff>
お皿と調理器具の洗浄など。キッチン同様BOHと呼ばれるポジション。お店によっては与えられた役割のみでいいところと、サーバー兼キッチン兼皿洗いというようにマルチタスクが求められるところがあります。また、COOPの専攻によってはFOHのポジション、つまり顧客と直接やり取りする仕事でないとCOOPに認定してくれないといった制限がある場合が多いです。

スーパー/小売
<接客|Sales Associate, Sales Clerk>
販売員。小売店内で商品の案内をしたり困っていることはないか声をかけたりする。

<レジ|Cashier>
大型スーパーではセルフレジのアシスタントをしたりPOSレジを使用したりする。

<品出し、倉庫整理|Stock>
単体で募集がかかるのは大抵倉庫などで重い荷物を運んだりフォークリフトを使う仕事で、大抵の小売店ではレジと兼業で募集がかかっている印象。

<惣菜調理|Kitchen>
スーパーによってはお惣菜のようなものが売られていることがあるので、それを店内調理するポジション。


難易度

ここで紹介したものはほんの一部の代表例で、ほかにもお店によって呼び方が違ったり独自のポジションがあったりポジションは数多く存在します。だいたいは顧客とコミュニケーションをとるところが難易度が高く、キッチンなどの裏方は比較的難易度が低いです。私の感覚だとこんな感じです。あとは経験やタイミングで左右されます。

ローカルオフィス>>>>ローカル接客≧日系オフィス>>日系店接客>ローカルキッチン>ジャパレスキッチン

ちなみに私は食品業界での接客業経験が長いので、小売店での接客とローカルキッチンメインで応募していました。もちろん応募段階で絞りすぎてもいけないので、見つけ次第いろんなポジションに応募しています。


カナダでも○○

ここまで仕事の種類についてお伝えしてきました。どうしても働き口が見つかりやすいのはジャパレスです。キャリアアップ/キャリアチェンジを目指す人にとっては回り道かもしれませんが、カナダでの足掛かりとして働く分にはジャパレスで働くことは悪いことではありません。留学に来た意味がないと言ってくる、ないし思っている人もいるかもしれませんが、接客は英語だし、カナダ特有の作法などを日本語で教えてもらえる方がいいというメリットもあります。ただし、ここで残念なお知らせ。

カナダにもブラック企業が存在しています

日本にブラック企業が多いのは悲しいながら周知の事実。カナダに行けばカナダらしい定時退社で有給のとりやすい働き方ができると期待している方にとっては悲報です。もちろんそういった会社もあることを信じています。
ただ悲しいことに、カナダでのブラック企業は日本とカナダの悪いとこどりだから余計にたちが悪いようです。残業代は出さないなんてよく聞く話。さらに突然解雇がよくあるカナダの慣習をそのまま適応しちゃうものだから、日本人コミュニティで日本のように勤勉に働いても突然解雇/レイオフされることはざらにあります。私の友人にも実際にそんな目にあった人が複数人います。
カナダに来ても逃れられないブラック環境、、、こうきいて日系は避けようと思ってしまうのも当然です。といってもカナダでの経験が一つでもあると次が見つかりやすくなるので、見つけやすいジャパレスで少し働いてレジュメの職歴に付け加え、すぐ次を見つけるべく動くことをお勧めします。合わないと思ったらすぐ辞めてしまうのはおかしいことではありません。

また、求人に頻繁に掲載されている会社や、いつまで経っても求人が掲載され続けているものもあるので本当に人がいないか、何かあるんだろうなと察します。


余談:ジャパレス≠日本語環境

バンクーバーにはお寿司屋さんやラーメン屋さんがたくさんあります。でもどこが日本人による日本食レストランかそうでないか見極める方法の一つをお伝えします。

店名に「sushi」がついていれば、オーナーは日本人ではない可能性大です。

私の経験上、ジャパレスで店名にsushiがついているとほとんどの確率でオーナーは韓国人か中国人です。そのため、ジャパレスだ、日本語環境だと思っていたら実は日本人はあまりいなくて英語環境で働ける、ということもあります。また、お客さんとのやり取りは基本英語なので、完全日本語環境は逆に少ないといえます。


私の仕事探し経験談

バックグラウンド

さて、ここまでバンクーバーでの仕事に関する情報をまとめました。
ここからは主に私の体験をもとに記述していきます。

私のバックグラウンド
・社会人経験4年
・接客業8年
・食品業界
・大卒

まず、私は自分からガツガツ行くタイプでもなければ、あらゆる面で自信のないタイプなのでレジュメ配りのためにお店に突撃することがとても苦手です。渡航前の一番の心配はここでした。それでもやらなければチャンスは向こうから降ってこないし、自己主張をして自分をうまくアピールして誰よりも先を行く姿勢でいないと生きていけません。
中には語学学校中から仕事探しを始めて、卒業と同時に働き始める人もいました。授業の難易度や授業時間を様子見し、働ける時間帯を明確にしてから探したいと考えたので、私は語学学校が終わってカレッジに切り替わったタイミングでレジュメ配りをスタートしました。


実績

これまで30件弱して受け取ってくれたのは半分くらい。受け取ってくれなかったうち半分はオンラインからの募集のみ。大きめのブランドや自社サイトを持っているお店はオンラインからと促されることが多いです。職探しを始めてから3か月のこれまでの経過と成果がこちらです。

レジュメ配り
35件→受け取り半分→面接連絡1件
うちマネージャーに直接会えたのは5件くらい

Indeed
20件→面接連絡3件→採用1件(ローカルレストラン/英語環境)
結果待ち2件(ローカル小売/英語環境、ジャパレス/日本語環境)

企業サイトからの申し込み
5件→不採用通知2件、残りは返答なし

JPカナダの求人申し込み
10件→面接連絡2件(ジャパレス/日本語環境、ローカル/小売り)
残りは返答なし

紹介
1件→トライアルで辞職(ジャパレス/英語環境)

ざっと70件ほどです。

自己分析すると、レジュメ配りで1件も連絡ないのにindeedから連絡が来るということは、レジュメはいいけど第一印象があまりよくないのかもしれません。身なりを整えてにこやかに話しかけているつもりですが、もっと元気が足りないのか?あるいは緊張しすぎか…。ここは大いに反省すべき点です。
ちなみに紹介は、ありがたいことに語学学校の友人がメインの仕事が見つかってサブの仕事を辞めるタイミングで紹介してくれました。とある理由により辞めてしまいましたが😥
正直、英語力は上げられるだけ上げてきたし、日本での社会人経験もあるし、ワーホリ休学してる社会人経験のない大学生(ごめんなさい)よりよっぽどすぐ仕事が見つかると思っていたのが爪が甘かったようです。
ただその代わり、お店に行けないならとindeedというサイトで応募数を増やしたりレジュメを定期的に更新したりして自分ができる最善の方法で仕事探しをしています。そして現在はIndeedから応募して受かったローカルレストランの皿洗い兼キッチンで働いています。そして現在同じくIndeedで連絡が来た2件の面接を終え、結果待ちです。

追記:11月に入って小売店の販売員のバイトに決まりました!!


COOP留学の仕事に関する注意点

仕事探しが難航している理由として、私の行動力のなさ以外にCOOP留学座学期間中はパートタイムしか探せないというのがあります。こうなるとフルタイム求人は必然的に応募できない、店側もせっかくとるならたくさん入れる人を雇いたい、、、という悪循環が生まれています。
また、COOP留学前に語学学校に通う場合、その期間はビザの関係でアルバイトができないので注意してください。つまり長く通えば通うほどお金はかかるし稼げないしという状況に陥ります。つまり、日本にいるうちに英語力をつけてくればそのぶん節約できます。なので多少課金してでも英語力を上げてきた方が、何十万と節約できることになるのです。


COOP留学の後悔

COOP留学を選んで今になって少し後悔しているのは、もし学校に通って専門知識を身に着けたいなら、COOP留学にせず座学だけ受けてワーホリに切り替える方が仕事できそうだということ。
COOPプログラムはカレッジのコースにつけられるいわばオプションのようなもので、COOPを付けずに座学だけ受けに来ているクラスメイトもちらほらいます。そしてCOOPといっても必ず働ける保証はなく、あくまで探すサポートをしてくれるだけ。学校によっては想像以上にサポートが受けられなかったりすることもあります。先述しましたが、オフィスジョブは最初から
紹介してくれる気はないようです。
また、学んでいるコースに関連した職でないと認定されないのでどんな職でもいいわけではありません。わかっていてもこの制限が地味にきついです。

なのでCOOP代に高いお金払うより、さっさとワーホリに切り替えたほうが仕事の幅が広がって経済的にも、少し余裕を持てたかもしれません。学校に通うことでできた経験がたくさんあるので、カレッジに通うことには全く後悔していません。ただ安易にインターンシップという言葉に魅力を感じて飛び込む前に、もう一度何がしたいか考えて決めたほうがよかったです。


ローカルレストランの洗礼

さて、反省や振り返りはここまでにして、私の1つ目の仕事のお話をします。先述した通り、私はIndeedから申し込んだカナダのローカルレストランの皿洗い兼キッチンとして働いています。皿洗いは避けていたんですがカナダでの職歴が欲しかったので、サーバーより引っ掛かりやすい皿洗いにグレード?を落として応募していました。働いています、とは言いましたが、実は11月上旬
時点でまだ2回しかシフトに入れていません。
その理由はこちらをご覧ください

9月初旬 応募
9月中旬 インタビューの連絡
9月下旬 採用通知、10月下旬にオープンだとここで聞かされる
10月中旬 トレーニング開始のはずがオープン延期→シフトキャンセル  さらに最終検査で問題が見つかり2回目のシフトキャンセル
10月下旬 ようやく1回目のトレーニング開始
11月上旬 レストラン客入りが悪すぎてシフト削減、2回目の出勤で2時間勤務で帰らされる

まず、オープンが1か月以上先になることを求人に書いておけ、という話です。しかも面接時点でオープン日は確定していないと言われました。そもそも面接したのがまだ建設途中のお店の中だったので、でしょうねとは思いました。
面接してすぐに採用通知が届き、この時はもちろんうれしかったです。ただ、1か月以上待たされるのは困るなあと思ったので、すぐ次を見つけようと考えました。
しかし、ここで思わぬハプニング。諸事情あって突然10月中旬に引っ越すことになったんです。となると優先すべきは家探しなので次の仕事をを見つけるに至らずバタバタしているうちに、とうとう初出勤予定日を迎えました。が!見ていただいたらわかるようにレストランの都合でシフトキャンセルの連続。私だけでなくて他のメンバーも、です。そしてようやく入れたシフトでも2時間で帰らされた時、ついに諦めました。そうして現在の仕事探しに続くのです。
他のメンバーに聞くと、当初のオープンは夏だったようで、それがズルズルと延びてこんなことになったようです。なので、オープニングスタッフ、オープン日未定の求人に当たったら念のため次を探すことをおすすめします。ただしいいところは、みんな不慣れな状態でスタートするので、分からないことがあっても自分だけじゃない事と、職場がきれいなことくらいです。

辞め方

この皿洗いの仕事は次の仕事が見つかったので辞めることにしました。ネットで調べると2週間前通知が一般的とのことだったので今のバイトが決まった瞬間にマネージャーにメッセージを送りました。



最後に

ここまでお付き合いいただきありがとうございます。バンクーバーでの仕事探しのリアルをできる限りお伝えしました。やっと見つけても次から次へと問題は山積みで常に不安定な状態が続いています。しかもこれはアルバイト探しの段階。こんな状態でオフィスジョブにつける人は本当に一握りです。「運も実力のうち」ということわざがぴったりくるくらい動いた人にしかチャンスは回ってきません。
それでもバンクーバー生活を続けられるのは、この困難をある意味楽しめているからだと思います。日本ではできない経験と覚悟が自分の成長に必ずつながると信じているからです。

正直、憧れや目標を胸にバンクーバーにやってきて私が長くいたいのはここじゃない、という思いはあります。現実は想像以上に甘くないし、生まれ育った国を離れることの苦しさを目の当たりにしているからです。でもこれは来てみて気づけたことだから、バンクーバーに来たことは全く後悔していません。それにこんなに大変だから留学するなよってことが言いたいんじゃないんです。留学は行けるうちに、行きたいと思った時にぜひしてほしいです。そしてこの情報が少しでも今後の留学生活のお役に立てたら幸いです。仕事探しは十人十色、千差万別です。あなたの留学、そして仕事探しがうまくいきますように…!

まだまだ滞在は続くので、これからの仕事事情も随時更新していきます。
お楽しみに!




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