
【プロフィール】摂食障害18年間の流れ~第1期・第2期・第3期の解説~
こんにちは。門 東花(もん はるか)です。
このブログは、摂食障害(過食嘔吐)を18年経験した私の体験談を伝えるブログです。
体験談を始める前に、私の摂食障害歴18年間の大まかな流れをお伝えしておきます。
下の表は、私の摂食障害歴と当時の生活環境などをまとめた年表です。

私の場合、ずっと症状があったわけではなく、数年単位で症状が治まったり再発したりを繰り返してきました。
だから、私の摂食障害は大きく3つの時期に分けられます。
第1期:発症時(19歳-22歳)
第2期:再発時(26歳-30歳)
第3期:再々発時(33歳-36歳)
再発のたびに症状の程度や、摂食障害への考え方、生き方などが、どんどん変化していきました。
この記事では、それぞれの時期がどんな状況だったかを完結にまとめます。
第1期:発症(19歳-22歳)~人生のどん底も経験した4年間~
19歳で発症してから、4年間続いた第1期。1番症状がひどかった時期でもあります。
発症から急速に症状は悪化。
食べる量も回数もどんどんエスカレート。
生活すべてが摂食障害に支配されているような状態でした。
特に症状のピークだったのは22歳。
この頃は、東京で一人暮らしをして働いていました。
仕事以外の時間は常に症状が出ていて、心も体もボロボロ。金銭的にもすごく大変な思いをし、まさにここが私の”人生のどん底”だったといえます。
精神的にも身体的にも金銭的にもどうしようも無くなり、初めて母に摂食障害であることを打ち明けました。これが第1期の転機でした。
その後、実家に戻ると症状はピタリと治まりました。
症状が治まった状態は、その後3年ほど続きました。
第2期:再発(26歳-30歳)~人生が大きく変化した4年間~
26歳で再発してから、約4年間続いた第2期。
第1期ほど重症では無いものの、日常的に症状が出ていた時期が長かった第2期。
第2期には、2つの大きな転機がありました。
摂食障害への認識や私自身の生き方が大きく変化するような出来事です。
転機①摂食障害専門カウンセラーとの出会い
1つ目の転機は、摂食障害専門のカウンセラーさんとの出会い。
たまたま読んだ本で存在を知り、東京にある摂食障害専門の相談室へ何度かカウンセリングに行きました。(※現在、この相談室は運営されていません)
この出会いにより、孤独から解放され、症状への考え方や生き方、親との向き合い方が大きく変化。
その後も症状は続いたけれど、確実に心は楽になっていきました。
転機②ハワイ島ひとり旅
2つ目の転機は、ハワイ島ひとり旅。
カウンセラーさんとの出会いから1年経った、28歳の冬。現状に苦しみ、何もかもが嫌になった時期がありました。
もう日本から逃げたくて、人生半分あきらめたような気持ちで行くことにしたハワイ島。
出発時のワクワク感はゼロ。絶望感と不安だけを抱えて日本を発ちました。
しかし、その約3週間の滞在で、私は息を吹き返します。美しい自然に触れ、素敵な人たちと出会い、奇跡のような出来事の連続に、人生の楽しさを知りました。
海外旅に自信がついた私は、ワーキングホリデーに行くこともここで決意。
ハワイ島は、私を解放し、生き方を軌道修正してくれました。
2つの転機を経て、思い切って踏み出したオーストラリアへのワーキングホリデー。症状を抱えたままの状態で出発しました。
オーストラリアに行くと、症状は一気に軽くなりました。前半の1年間はちょこちょこ症状は出ていたものの、後半からは完全に治まり、帰国後もしばらくは治った状態が続きました。
第3期 再々発(33歳-36歳)~症状を手放すための3年~
33歳で再々発してから、約3年続いた第3期。
第3期は、症状が連日出る時期もあれば、止まる時期もあるという感じ。
症状の内容自体は、かなり軽くなっていて、出たとしても1回。過食する量もそんなに多くありませんでした。
症状が出そうになったとき、冷静に葛藤できるようになったことも、第1期・第2期には無かった変化。
「いま本当に症状は必要?」と自分に問いかけ、出さない方を選択できる日も出てきました。
ただ、第3期はもどかしい時期でもありました。
それまでの数年で、カウンセリングや旅を通して、自分らしい人生を楽しめてるはずなのに。なんでまだ症状が出るんだろう…と。
もう完全に症状が無くなるなんてことは諦めて
「この程度の症状なら、一生付き合っていくか」とさえ思っていました。
そんな状況から、症状を完全に手放せるまでに至れた大きな要因は、新たなカウンセラーさんとの出会いです。
毎月カウンセリングを受ける中で、自分の内面をさらけ出す安心感や、感情を溜め込まない術を覚えていきました。
そんな出会いも含め、第3期は、症状を完全に手放すための仕上げ期間だったように思います。
まとめ:この記事は、ブログ全体の目次になってます
最後まで読んでくださりありがとうございます。
これが、私の摂食障害の略歴であり、このブログ全体の目次になっています。
この略歴に沿って、当時の状況や出来事や心境をできるだけ詳しく具体的にお伝えしてきます。