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5大商社徹底比較‼︎買うべき商社株

今回は、米国株ではなく、今そこそこ盛り上がってる日本の商社に絞って解説してこうと思います。

商社株はSNSを見てる限り、結構やってる方多そうですね。商社株は株主還元策として配当を重視する傾向があって配当が高いので、不労所得の増加を目指している方はよくポートフォリオに組み入れてますね。

結構商社株は割安で放置されてきている印象があって、数年前から投資の神様と呼ばれるウォーレンバフェットが日本は割安だ!って言って商社株を買いだしたことで注目されましたよね。

本題の個別株情報を見ていく前に「商社株に投資する前に知っておきたいこと」を簡単に説明します。

日本の商社に投資する前に知っておいてもらいたいことなんですけど
それは資源・非資源のどちらに強みをもっているか。

あくまで参考ですけど、資源比率が高いと資源価格の変動に業績が左右されるので少し安定性に欠けるとみられることが一般的です。

資源を扱うので資源価格に左右される。この意味って分かりますか?

分かるようでわからない方もいるんじゃないかと思うんですけど、

商社って資源を海外から仕入れて、国内に輸入している仲介をしている会社だから、高くなっても仲介するだけで資源価格あんまり関係なくない?って思ってる方いないですか?

そんな方のために一例だけ紹介しておきますね。

資源って天然ガスとか鉄鋼とか銅とかありますよね?
これをただ横流しで仲介しているだけではなくて、商社もお客さんの要望に応えるために石油とか天然ガスとか鉱山とかの権益を保有しているケースが多いんですね。つまり自社の在庫ですね。資源価格が上がれば自社商品が高く売れるので利益が上がりますよね。逆に資源価格が下がれば売上さがりますよね?ということが起きるわけです。

これ、ENEOSとかも似てて、ENEOSってガソリンスタンドありますよね。
ガソリン不足で供給できませんとかなると日本の経済止まります・・・
そんなこと絶対起こせないから石油の在庫を保有してるんです。これが決算時に資源価格とか為替で換算されたものが決算内容に反映されるので、資源価格にかなり左右されるんですね。

こんなことが商社でも起きてるということになります。

直近は三菱商事が大きく調整してたり、若干売られ気味になっているというのがここ最近でしょうか。

そこで、買うならどの銘柄がいいのかを5大商社で比較してみたいと思います。

評価ポイントはこの4つをメインに考えてみたいなと思います。

・時価総額
・PER
・配当利回り
・事業の強み

時価総額から見ていきましょうか。

(2025/1/24時点)
1位は伊藤忠商事 約11兆円
2位は三菱商事    約10兆円
3位は三井物産    約9兆円
4位は住友商事    約4兆円
5位は丸紅      約3.7兆円

少し前まで三菱商事が1位だったんですけど、三菱商事がかなり株価調整したことで1位と2位の順位が入れ変わって、伊藤忠が1位になりましたね。

1/24時点では日本の中で伊藤忠は13番目の時価総額に位置しているということになります。
商社1位でも時価総額ランキング10位にも入ってこないんですよね。イメージだけだとトップ10には入ってきそうじゃないですか。

伊藤忠とか三菱商事といえば、日本のトップ企業ですからね。

かなり値上がりしたといっても1位はまだトップ10にも入らないということ、やっぱり買われにくいのかな?っていうことも想定できますよね?

じゃあ、利益に対してどんだけの株価がついているのか。
利益に対して株価がどれだけ買われているのかを確認したい場合は、そうですPERですね。純資産に対してどれだけ株価が買われているかをみるのはPBRですね。

では5社のPERを見ていきましょう。

PER(2025/1/24時点)
伊藤忠商事 11.4倍
三菱商事  10.3倍
三井物産  9.6倍
住友商事  7.5倍
丸紅    7.9倍

PERは見事に時価総額が高い順になっていますね。

市場平均と比較していたいんですけど、
1/24の日経平均株価の予想PERは15.92倍、プライム全銘柄は15.55倍

日経平均全体で見ても買われていないということになります。

業種別でみてみましょうか。

東証プライムに上場している銘柄を業種別にわけて、そのPER平均で比較しましょう。

商社は卸売業に該当するんですけど、業種別でみても利益に対して期待先行で買われにくいことがわかりますよね。

だから、日経平均と比較して、業種別で比較して、競合他社と比較してってやると、どこが割安かなーっていうのがなんとなく見えてくるということですね。こう見ると住友商事とか丸紅は買われてないなーとかね・・・

ただ、なんで買われてないんだろう。ってことも考慮しないといけないですからね。5大商社なので全然ニッチな銘柄でもないですから、買われてないのには買われてないなりの理由があるでしょうから、これだけで判断はしないようにしてくださいね。

次は、配当利回りをみてみましょうか。
配当利回り 2024/1/24

伊藤忠商事 2.83倍
三菱商事     4.05倍
三井物産    3.27倍
住友商事    3.95倍
丸紅           3.95倍

やっぱ三菱商事が株価さがってるから配当利回り上がってますね。

配当利回りが高い銘柄って、株価の下値抵抗にもなるからいいですよね。お分かりの方も多いとおもいますが、

配当利回りとは
一株あたりの年間配当金÷株価で算定

株価が下がるほど配当利回りってあがりますよね。要するに、三菱商事の株価がもっと下がって例えば5%の配当出ますって言えば、今よりもっと買いたくなるじゃないですか。

三菱商事の1株配当って100-105円なので、1
00円で計算してみると、100円÷5%=2000円ですか

2000円になりますよね。配当利回りでいうとこの2000円は意識されるポイントにもなりますよね。これは適当に話しましたけど、配当利回りにはこんな基準で見ることもされるということになります。

配当でいうと、三菱商事、住友商事、丸紅が4%くらいでいい感じですね

じゃあ、次は事業の強みをみていきましょうか。

伊藤忠商事

伊藤忠は非資源分野に強みがある商社って感じですよね。ファミリーマートとか保険の窓口とかは伊藤忠ですからね。23年3月期の当期純利益比率だと47.85.%が非資源の割合となってます。だから資源高の恩恵が受けずらいってのはあるけど、逆に資源安のリスクもないから事業は安定しますよね。多分、商社各社は資源に偏ってるところも多いので、伊藤忠みたいな形をみんなめざしているでしょうね。

三菱商事

三菱商事は一番バランスがいい商社っていうイメージですね。
資源関連もしっかり強いし、23年3月期の当期純利益比率だと42.94%が非資源分野なのもいいポイントですし、資金力半端じゃないでしょうからね。三菱商事いいと思います。

三井物産

三井物産は金属資源とかヘルスケア関係が強いイメージですね。

非資源比率が23年3月期の当期純利益比率でいうと27.83%なのでちょっと低めですよね。健康分野に力を入れてこの比率が変わってくれば好感されるかもしれないですね

住友商事

住友商事もバランスいいにはいいと思いますね。ちょっと毛色が違うとすればテレビメディアのJCOMやってたり、システムベンダーのSCSKがグループなのでメディアとかシステム事業に力を入れてるって感じですね。

非資源分野の比率は23年3月期の当期純利益比率だと32.88%という感じです。

丸紅

丸紅は穀物系に強い感じですね。あと電力事業にも力を入れてたはずですね。だから非資源比率は結構高くて、23年3月期の当期純利益比率だと53.61%で5大商社だとトップですね。


時価総額、PER、配当利回り、事業の強みの4つに絞って比較してみました。。

あと一応、僕が買うならどこを買うか言っときますか。
僕が買うなら、伊藤忠か三菱商事かな。

今回話をした内容だけで決めるとすると、三菱商事がPERも伊藤忠より低いし、配当は4%以上あるし、時価総額も大きくて事業のバランスもしっかりしてるよねってことにはなるので三菱商事も選んだんですけど、

僕は伊藤忠が好きなんですよね。これはイメージも含めてですけどね。

まあ、あとはチャートとかテクニカル的なところも含めて伊藤忠かな・・・

ということで今回は伊藤忠か三菱商事ということにしておきます。

最後までご覧いただきありがとうございます。

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