今投資すべき背景を徹底的に考察
ここ最近の株式市場は、米国株の大幅高の影響もあり、日本株も堅調な動きとなっている。
直近の2営業日は、3万2700円台まで上昇するも、その後失速しているが、日本株の5月からの大幅な上昇の背景は、名目GDPの年換算が+8.0%を超える伸びを示したことで、ファンダメンタルズの改善が日本株上昇のベースにあるため、3万2700円台で伸び悩む状況に対して過度に懸念を抱く必要はない。
日本の株式市場は、既に長期上昇相場に移行しているため、いずれ高値を更新する可能性が高いだろう。
米国では企業決算が本格化しており、特に金融株が堅調な動きとなっている。日本市場でも銀行株に注目したほうが良さそうだ。月末の日銀政策決定会合でYCCの修正期待を意識しているからだ。仮に現状維持の場合でも、利益確定売りリスクはあるものの、YCC修正やマイナス金利の解除は、いずれ行われる可能性は非常に高いため、下落しても下げ余地は限定的だろう。日銀の物価見通しが徐々に上方修正されてきていることを踏まえても、2016年以降に導入された政策の解除は時間の問題なので、現状維持に対する銀行株売りは、逆張りで投資の好機となるだろう。
私は日本経済・株式市場に関しては市場関係者が予想する以上の強さを感じている。下記ではその理由と背景を考察しました。今後相場が投機的な急落に見舞われるなど混乱が起きた時に役に立つ話です。ぜひご一読ください。
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