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 ジャクソンホール後の相場展望

市場が注目していたジャクソンホールでのパウエル議長講演も特段目新しい内容がなかったことから、過度な警戒感が後退し、日本株は大幅上昇。
 日本株の堅調さは、日本のファンダメンタルズの改善に起因しているため、海外の注目イベント(懸念材料)が一巡すれば、日本経済の改善を期待した買いが再び期待できるだろう。
 特に日本株は、バリュー株がグロース株をアウトパフォームしており、米国市場とは真逆の状況となっている。
 今後も相対的にバリュー株が堅調な動きとなりそうだが、それはグロース株が上昇しないことを意味しない。あくまで想定的パフォーマンスの話である。
 材料出尽くしで売り優勢となっていたエヌビディアだが、前日の米国市場で上げに転じたことから、日経平均の上値を抑えていた半導体関連も続伸し、全体的に堅調な動きが期待できそうだ。特にパワー半導体関連は先行き期待が高いにもかかわらず、売り込まれていたことから、個人的にはルネサスや富士電機の戻りに注目している。


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