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【コンサル・雑記】コトが先か、ヒトが先か

ウエストの若干緩さを感じ始めた村上です。

@鷺沼発
マネーコンサルティングスラッシュオー
&資産バランスプロジェクト

さて勉強熱心な経営者や管理職の方は
「(ご本人)経営者が正しい方向だと思っている」
けれど進まない・・・
こんな経験をしたことが無いでしょうか?

この「進まない」ということの問題と
そこに起きる社外秘書のジレンマ
の話が書ければと考えております。

早速いってみましょー

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経営者と従業員の歪み

コンサルタントを雇うという時は、
●何かしら問題を抱えている。
●何かしら悩みがある。

社外秘書を雇うという時は、
上記に加えて
●聞いて欲しいことがある。
●自分の考えを整理して欲しい。
●NO2として、動いて欲しい。

等々があります。

少なからず、悩みがあることが前提でしょう。
そして多くは事業の進捗の時が6割程度です。
※解決して欲しい場合と聞いて欲しい場合
の2パターンに分かれます。

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さて、どうして事業が進まないのでしょう?
考えられるのは、

1 そもそも経営者の決めた方向性(コト)が間違えている
これは往々にしてあります。
経営者もヒトです。ユニクロの柳井さんも言っています。
ビジネスは1勝9敗だと。
その場合は、経営者ご自身が判断して
Uターンもありですよね。

2 経営者の決めた方向性(コト)は正しい。
 しかし、経営者が従業員から信頼されていない。
 もしくは嫌われている。
こちらは村上は良く見かけました。
信頼を失ったパターンで見たのは、
方向性の失敗を「従業員のせい」にした時です。
また、倫理観として受け入れられないと
信用を得るのは難しいかもしれません。

3 経営者の決めた方向性(コト)は正しい。
 しかし、従業員に質が合っていない。
大塚家具が良い例かもしれません。
久美子社長が狙った、ニトリ路線?は
マーケットが大きく、今後の伸びも期待できます。
方向性が間違えているか?
と言われると間違ってはいません。

しかし、大塚家具は本来高級家具を販売する
従業員がほとんどです。
1組のお客さまに十二分な接客をすることで
高額商品を販売することに長けています。
突然ニトリ路線にすることで、
多くのお客さまをさばいていくのには慣れていません。

手を付けるのは、先に従業員の意識改革と
接客技術の変更でした。

4 経営者の決めた方向性(コト)は正しい。
 しかし、従業員の知識が合っていない。
たとえば、飲食店が外資系の会社の近くにあるから、
外国人向けの店舗にしよう!
これ自体に問題はないと思います。
しかし、従業員の誰しもが英語が話せない。
知識がないと実用や
理解ができない事業があります。

ヒトの問題が先

こうやって羅列してみると、
経営者が方向性を選んだ時に、
正しく実績が出るのが
良い会社ではないかと考えています。

間違った方向性なのに、
少し黒字になること。
これは従業員の方を含めた素晴らしい
成果ですが、長く続かないことが多い。

すると、経営者がするべきことは
●常に方向性が間違っていないかと
疑うこと。
●従業員とリレーションシップが図れること。
●経営者と従業員の歪みを埋めること。
かもしれませんね。

決めたことだけでなく、
こういう事で迷っている。
こういう事で失敗した。
こういう風になりたい。
そんなことを社内向けに発信することで
歪みは解消されていくと思います。

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そこで起きる問題とジレンマ

さて、円滑な会社とは、経営者が方向性を選んだ時に、
正しく(良くも悪くも)実績が出ることです。

そこで、ヒトの問題に着手すると
足枷となるのが時間です。
通常村上を使っても1年かけて
取り組む問題。

しかし、会社の体力や業界の流れで
1年もかけてられない!
というケースは当たり前にあります。

すると、ある程度「教える」という
作業が発生します。
私自体は、「教える」ことに弊害はないのですが
会社には問題がある時があるんですよね~

これは、「村上が教える」の弊害に限ったことではなく
会社の社員研修やojtなどでもある
「教えること自体」の弊害です。

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教えるの弊害

今は有名になった「傾聴」という言葉。
誰が根付かせたかをご存知でしょうか?

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そう!カール・ロジャーズさんという人です。
ちなみに、昨今使われる「傾聴」は
販売用にアレンジされていて、
傾聴ではなく、誘導です。

このカール・ロジャーズさんやアドラーさんを
村上は好んでいますが、共通概念があります。
それは・・・

人間には有機体として自己実現する力が自然に備わっている。

という点。
経営者の方がハッと気づいて
敢えて村上の考えが知りたいなら影響はありません。
けれど、「教える」から入ると
スタートが村上ナイズされた考え方になってしまう。

学びたい人からすれば問題なさそうですが、
これはこれで問題があるのです・・・

というのは、経営者の方に限らず
誰しも歴史があります。
悩んだこと、苦労したこと、楽しかったこと、
充実感があったこと・・・
そこに立脚した考えや感性があるはずです。

そしてその考えや感性が、
ポジティブになったりネガティブになったりする。
それを中心値に持って行くのが社外秘書の務め。

最初から村上ナイズでは、
経営者本来の自己実現する力を邪魔してしまうんですね~

これは、学校の勉強のように
「正解がある」ことと違い、
経営や営業のように「正解がない」世界では
少し門戸を狭めてしまっています。

そんなことを、「教える」という仕事を
してる方には知っておいて頂きたい。
そして、「教える」は時間的に避けられないけれど、
感性を大事にして欲しい村上のジレンマでした~

というわけで、また(●´ω`●)

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