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「生成AIを使えるだけで副業は稼げない!」その理由と成功するための秘訣

はじめに

最近、「生成AIを使って副業で儲かる!」という広告をよく目にします。確かに、生成AIは驚異的な技術であり、副業で儲かるツールの一つです。しかし、はっきり言っておきます。生成AIを使えるようになっただけでは、稼ぐことはできません!!!!
この記事では、生成AIとは少し離れますが、その現実と「商売の本質」をお伝えします。



1. 生成AIで作成されたコンテンツの現実

生成AIを使えば、美しいイラストや魅力的なコンテンツを簡単に作成することができます。しかし、問題は世の中の量にあります。

1.1 膨大な競争

例えば、生成AIを使って作成されたイラストを売って儲かる!または、委託されて儲かる!と言いますが、生成AI画像は1日になんと約250万枚、年間で約10億枚も生産されています。この中で、自分の作品が選ばれる自信はありますか?ただAIを使ってコンテンツを作るだけでは、競争に打ち勝つことは難しいのです。

2. 商売・経営の本質を理解する

生成AIで成功するためには、商売・経営の本質を理解することが不可欠です。

2.1 商品力×集客力

商売がうまくいくための公式は「商品力×集客力」です。どんなに良い商品を作っても、お客様がいなければ売れません。逆に、たくさんのお客様がいても、需要がない商品やサービスでは売れません。

2.2 ターゲットの重要性

ターゲットが間違っていれば、どんなに良い商品でも売れません。自分の商品がどのような人に向けられているのか、しっかりと理解し、ターゲットに合わせたマーケティングが必要です。

3. 消費者の購買行動・心理学

本質「商品力×集客力」を学ぶ前に、生成AIを活用して副業で成功するためには、消費者の購買行動や心理学を理解することが重要です。ここでは、現代の消費者行動モデルである「AISAS」と「ULSSAS」について具体的に説明します。

3.1AISASモデルとは?

AISASモデルは、電通が提唱した、インターネット時代の消費者の購買行動を説明するモデルです。従来のAIDMAモデルが「意識」「興味」「欲求」「記憶」「行動」という一方向的な流れだったのに対し、AISASモデルは、消費者が能動的に情報を検索し、周囲に共有するという双方向的な流れを重視しています。

AISASは、以下の5つのステップから構成されます。

  • Attention(注意): 商品やサービスに初めて触れ、注意を引かれる

  • Interest(興味): 商品やサービスについて詳しく知りたくなり、情報を集める

  • Search(検索): インターネットなどで商品やサービスに関する情報を積極的に検索する

  • Action(行動): 商品やサービスを購入する

  • Share(共有): 購入した商品やサービスについて、SNSなどで周囲に共有する

具体例:新発売のスポーツシューズ

  1. Attention

    • テレビCMやInstagramの広告で、新発売のスポーツシューズの存在に気付く。

  2. Interest

    • 広告で紹介されていた「高いクッション性」や「優れた通気性」に興味を持つ。

  3. Search

    • インターネットで「〇〇スポーツシューズ レビュー」や「〇〇スポーツシューズ 最安値」を検索し、複数のレビューサイトやオンラインショップを確認する。

  4. Action

    • 良いレビューを見て、そのシューズを公式サイトまたは信頼できるオンラインショップで購入する。または、近くのスポーツ用品店に行って試着して購入する。

  5. Share

    • 購入後、そのシューズを履いてランニングをした感想や、履き心地の良さをSNSに写真付きで投稿し、友人やフォロワーと共有する。

AISASモデルは、特にデジタル時代における消費者の行動を理解するための強力なツールです。消費者が広告に注意を向け、興味を持ち、検索し、行動し、その経験を共有するという一連の流れを効果的に捉えることができます。

3.2 ULSSASモデル

ULSSASは、Unawareness(無関心)、Like(好意)、Search(検索)、Share(共有)、Action(行動)、Sympathize(共感)の頭文字を取ったもので、SNS時代の消費者行動モデルを表しています。特にSNSを活用したマーケティング戦略において効果的です。

具体例:カフェのプロモーション

  1. User Generated Content

    • カフェがオープンした際、最初のお客様が写真を撮ってInstagramに投稿。

  2. Like

    • フォロワーがその投稿に「いいね!」を押し、コメントを残して「美味しそう」「行ってみたい」といった反応を示す。

  3. Share

    • 友達や家族とその投稿をシェアし、「今度ここに行こう」といった話題になる。

  4. Search

    • シェアされた人々がそのカフェの詳細やレビューをGoogleや食べログで調べる。

  5. Action

    • 調べた情報を基に実際にカフェを訪れて食事を楽しむ。または、カフェの公式サイトでオンライン注文する。

  6. Spread

    • 訪れたお客様が再び写真を撮ってSNSに投稿し、ULSSASのサイクルが繰り返される。

このように、ULSSASモデルはユーザー生成コンテンツを起点に、ソーシャルメディア上での消費者行動を循環的に捉えることで、より効果的なマーケティング戦略を立てるのに役立ちます。


まとめ

生成AIを活用して副業で成功するためには、消費者の購買心理と商品力・集客力を理解することが不可欠です。また、独自性を持たせ、市場のニーズを把握し、消費者行動モデルを理解して適切なマーケティング戦略を立てることが重要です。次回以降は、商品力・集客力やマーケティング戦略について詳しく解説していきますので、ぜひお楽しみにしていてください。

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