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有馬真一@編集者
2020年8月19日 11:40
前回はこちら国史に記載されなくなった貨幣発行の経緯嵯峨天皇の弘仁9(818)年、朝廷は新たな銅銭を発行しました。この銅銭を「富寿神宝」と言います。皇朝十二銭に関してはここら辺から書く事がなくなっていきます。理由は単純で史料が殆どないからです。何故ないのかって、そりゃあ、お金が使われなくなっていったからです。畢竟、朝廷が貨幣のことを考える必要も減少しました。どの位朝廷が貨幣に興味を失った
2020年8月5日 18:36
前回はこちら延暦15(796)年、『隆平永宝』という名前の直径24〜25mmの銅銭が発行されました。『鳴くよウグイス平安京』でおなじみ、延暦13(794)年の平安京遷都から2年後のことであり、この貨幣が平安時代に初めて発行された貨幣となります。発行時の天皇は、桓武天皇。発行の目的は、平安京の遷都に伴い増大した支出を、シニョリッジ(通貨発行益)で補う事と言われます。そもそも、どうして大仏まで