
時給アップってどうしたらできるの?「Money for Youth」 アルバイト編 #3
こんにちは!たーぼうです!
高校生・学生向けのお金の情報マガジン「Money For Youth」(マネーフォーユース)です。この記事を通じて、少しでも若者たちのお金の知識が増えて、可能性が広がることを願っています。
さて今回はアルバイト編 第3弾です。一緒に学んでいきましょう!
\バイトの時給って上げられるの!?/

さて、みなさんのアルバイトの時給はいくらですか?
アルバイトをしていて「こんなに頑張っているのに時給が低い。もっと給料がほしい!」と思ったことはありませんか? 今日は賃金について勉強していきましょう!
■アルバイトの時給平均額はいくら?
2022年6月の三大都市圏(東京・大阪・名古屋)のアルバイトの時給平均額は1127円だった。職種別では、フード系(1,059円)が過去最高額を更新。こちらも首都圏・東海・関西でも過去最高となった。飲食店の夏の繁忙期に向けて、求人募集が活発に行われている。
◇◆ーーーーーーーーーーーーー
結論から言うと、バイトの時給が上がる可能性は高いです。どんどんチャレンジするべきです。
ーーーーーーーーーーーーーー◆◇
さて、皆さんはこんなことを思っていませんか?
書いてある条件を見て「応募した立場」から、どうせ変わらないよな。
頑張っても難しいだろうし、諦めようか。
あぁ〜新しいバイトに替えようかな〜。
いかがでしょうか? もしバイトを替えようと思ったら、ちょっと待ってください。だいたい皆さんの感覚は正解なのですが、次の手段にトライしてみてください。
【1】:ステップ①
「労働条件通知書」(契約書)を確認する

アルバイトを始める時に「労働条件通知書」(契約書)を確認したと思います。その労働条件通知書を確認しましょう。(なかったら、アルバイト先に聞いてみましょう。)
それに「昇給あり」と書いてありますか?
昇給とは、給料アップのことです。書いてあれば、可能性があります。多くのアルバイトは書いてあることが多いと思います。もし書いていない場合は、店長などに昇給があるのか、直接確認してみましょう。
【2】:ステップ②
店長などにどうやったら昇給するのか聞く

さて、アルバイトの「昇給あり」と書かれていれば、チャンスありです。具体的なアクションをしてみましょう。
それでは、店長など役職のある人に「どうやったら時給が上がるのか」を直接聞いてみましょう。
結構、交渉や相談してみるだけで、上がることもあるようです。その際には、きちんと「昇給あり」と書かれていることを一緒に確認して、昇給のための条件を聞いてみましょう。
もし時給が高い人がアルバイト仲間にいたら、とてもラッキーです。自分との違いがどこにあるのか、その人に聞いてみると良いでしょう。
これを聞いたら嫌われてしまうかも!という場合は、お金が必要な理由を伝えて、きちんと交渉をしてみると良いでしょう。(お金の目的は人それぞれだと思いますが、進学費用や生活費に使うなど相手が納得しやすいものであれば、昇給する可能性は高くなるかもしれませんね。)
なかなか答えてくれなそうであれば、基本的には、雑談くらいの感じで、1ヶ月に1回くらいの感じで相談してみるのが、ちょうど良いと思います。ポイントは、攻撃的にならずに、丁寧に相談をすることです。
【3】:ステップ③
アルバイト求人票の最新版や、
別のサイトなどをチェックする

アルバイト先で人が足りていないと、求人票で時給がアップして募集していることがあります。それが自分の条件よりも良いものであれば、そちらを見せて相談してみてください。
それがダメな場合は、一度辞めて、こちらの契約で契約し直すことを交渉するのもアリです。(これは、少し強引な手なので、あまりオススメしません。これをやる場合は何度かお願いをした後にするのが良いですね。チェーンのお店なら、別の店に変えるのもアリです。)
◆おまけ話
給料を上げたい!と思う人は、実は大人もたくさんいます。しかし、日本では給料は簡単に上がりません。日本で給料を上げるのに必要なのは、多くの会社で「年齢・役職」です。
給料が低い会社は給料が低く設定されているので、転職・もしくは副業(会社にもよりますが)をするのが良いと考えられています。
これは「給料」だけを考えた場合なので、給料が高くなくてもやりがいがあればOKだと思います。(ただ、やりがいだけで仕事をするのは、辛いと思うので、お金のこと「も」考えるといいですね。)
いかがでしたか?
賃金交渉で大事なのは相手を論破することではありません。きちんと自分の意見を伝えること、自分が置かれている状況を知ることです。トラブルになって欲しくはないので注意してください。
アルバイトの多くの時給は上がらないことが多いですが、上がったらラッキーくらいの気持ちで一度雑談してみてください。お金や給料に関する知識は、あなたを助けてくれます。学ぶことで、あなたの可能性はどんどん広がっていきますよ!
もう仕事をされている方は、ご自身のお子さんや、雇っているアルバイトなど、この記事を使って、ぜひ知識をアップデートしてあげてください。ぜひよろしくお願いします!
【4】:質問・ご意見・ご感想はこちらへ
さて、もし質問やお悩み相談、今後扱ってほしい情報や一緒に取り組みたいことなどがあれば、こちらのGoogleフォームに気軽に記入をお願いします!
【5】:「Money for Youth」について
講座をスタートした背景はこちらをご覧ください!
【6】:SNS情報
Instagram
【7】:参考文献・Webサイト
■参考文献
・上西充子(法政大学キャリアデザイン学部教授)『10代からのワークルール こんなときこそワークルール アルバイト編』(旬報社、2019)
・道幸哲也ら編『学生のためのワークルール入門』(旬報社、2021年)
■Webサイト
・バイトノート
・タウンワーク