言葉の意味が分かった日。
気付いたら家の近所の桜が満開になって居ました。
皆さんいかがお過ごしでしょうか?
私はと言いますと、父の食事に右往左往してます。
最近は肉や魚を食べるとお腹を下してしまうので
タンパク質の摂取は牛乳・練り物・豆腐・卵がメインになりがち。
ズボラ人間の私が作る時短メニューなので
元々レパートリーが乏しいのですが
ほぼ毎日とろみ強めの野菜あんかけごはんに落ち着いてます。
それを和風にしてみたり、中華風にしてみたり、
味の変化を付けたくてカレー味で作ったら
それも父のお腹には刺激が強かったようで
後から大惨事になってしまいカレーも撃沈。
あれこれダメな物が多くなって毎日悩ましいです。
先月の31日、父の様子がおかしくなりました。
食欲が著しく低下し口に入れた物を飲み込まないのです。
「お父さん、ゴクンして」と何度促しても
良い反応が無いというか、薄いというか。。。
微妙な表情で口の中の物をモグモグするばかり。
まるで飲み込むという行為自体を忘れてしまったみたい。
暫くすると思い出したように飲み下すけれど
濃いめのとろみをつけた水でもむせてしまい
粒状の薬が飲めずに口の中で残っています。
仕方がないので薬をすりつぶし
おやつのミルクゼリーに混ぜて飲ませました。
今の父にはゼリーが一番のみ込みやすいみたい。
この日は夕方から熱が少しあり時々唸り声を出すので
看護師さんに電話するか迷いましたが
毎週火曜日にリハビリの先生、木曜日に訪看さんが来てくれるので
その時に相談しようという事に。
<そういえばお父さん薬が効き過ぎちゃう人だったな>
ふと思いついて就寝前に飲むいつものリスペリドン3錠を
2錠に減らし、おでこに冷えピタを貼って様子見。
最終のおむつ替えの時に大量の便が出て
横を向いたついでにゴボッと大きな痰も出てきました。
翌朝、熱が下がりこちらの声掛けに
ちゃんとした反応が返って来てホッとしたのもつかの間、
訪看さんから両足の踵が褥瘡になりかけていると報告を受けました。
<えっ?!褥瘡?しかも両足?>
つい数日前までそんなこと無かったのに
あまりの急展開に動揺しまくりです。
食が細くなり栄養状態が良くなくなると
どうしても褥瘡が出来やすいんだとか。
いつも看護師さんに「ごはんちゃんと食べれてますか?」と
聞かれるのはこういう理由があったんだ!!
「介護のご飯はねとにかく味や見た目じゃないの。栄養だよ」
5年前に同居していたお舅さんを自宅で看取った姉の言葉です。
栄養って本当に大切ですね。
今後はドロドロの見た目でも味のレパートリーが少なくても
栄養に気を付けて父の食事作りをしていこうと思います。