煮詰まらない為の私なりの工夫
今日は姉と久しぶりに長電話しました。
姉の家には現在受験生の息子が居るので
家の中の雰囲気がピリついているとの事。
更に感染症の拡大に伴い旦那さんが
リビングでリモートワークをしているから大変だとこぼしていました。
確かに四六時中顔を突き合わせていると仲良し家族でも揉め事が起こります。
姉のストレスが手に取るように分かりついつい話し込んでしまいました。
今回は家の中で心穏やかに過ごす為の私なりの工夫を書いてみようと思います。
在宅で父の介護をしていると家から一歩も出ない事はしょっちゅうで
息抜きしたくても気軽に外へ行けない場合も多いです。
そんな生活をもう15年も続けています。
介護生活が始まってすぐの頃はそれなりに忙しくしていたので
気が紛れていましたが、次第にその生活に慣れてくると
追い詰められたような気分になったり
漠然とした不安が襲ってきたり理由も無くイライラしたりと
ネガティブな気分に支配されてしまう事も有りました。
個人的にはネガティブもポジティブと表裏一体なので
同じように大事だと思っていますが
ネガティブって本当にしんどいですよね。
余りにネガティブに偏り過ぎると自分の心がすり減ってしまいます。
介護生活を送る中で私がすり減らない為にしている事は
以下の5個です。
・出来るだけジャッジせずフラットな状態で物事を捉える
・無理しない
・先回りしない
・自分を労う
・他人と共有できる趣味とそれとは別に自分だけの趣味を持つ
ざっと上げるとこんな感じです。
上の4つはお世話をする側の人間が陥りがちな
負のパターンを回避するための工夫です。
介護しているとどうしても相手に「尽くす」事が
当たり前になってしまって奴隷のようなメンタルに陥るのです。
例えば父が毎日5時に夕飯が食べたいと言えば
それに合わせ律儀にご飯を作るという風に。
さも当然という顔で相手から要求されると
鵜呑みにして頑張ってしまう変な癖が染みついてしまっていました。
でもある時ふと思ったのです。
その要求って別にのまなくても良いんじゃない?
父の為を想って先回りしなくてもいいんじゃない?
今まで私の言う事を父が素直に聞いてくれたことがあったっけ?と。
それらに気づいてからは自分が無理をしない事にしました。
あとは自分をねぎらうのも大事だと感じています。
大人になると褒められる事が極端に少なくなってくるので
心の中で「私はよくやっている。十分だよ!」と
積極的に自分で自分を褒めまくっています。
そうすると自然と他者にも労いや感謝の気持ちが出てくるから不思議です。
5つ目の趣味についてですが、
私と母の共通の趣味は韓国や中国等の海外ドラマを鑑賞する事です。
これらのドラマでどれだけ慰められたか。
無限に広がるイケメンと美女の世界・・・
その世界にどっぷりハマり泣いたり笑ったりで
心のデトックスが出来ています。
自分だけの趣味は母の場合は読書。
私は編み物・リボべジ・庭猫の世話等です。
父は現在無趣味ですがそれも良しだと思っています。
お互い個別の趣味についてはあれこれ言わないのが何より大切です。
自分だけの時間を少しでも持つ事で自分にも人にも優しくできるし
介護生活のストレスが随分軽くなって居ると実感しています。