ここまで長かった・・・
どんな病気でもそうだと思うのですが
診断されて、治療を開始するまでが1つの山場だと思っています。
どんな病気なのか分かるまでは薬すら飲めない状態が続くので
本人が辛いのは当たり前ですが、世話をする者も大変です。
父の場合、最初のせん妄らしき症状が出たのが
昨年の6月でしたから1年も様子見しました。
勿論この間にメンタルの先生や包括センターに相談したり
私達なりに試行錯誤したけどなかなかスッキリいかなかったです。
4月末~5月の半ばまでほぼ毎日大騒ぎする父に辟易しましたが
一番ヘビーな様子を動画撮影する事に成功。
それをメンタルの先生に見て頂いた事がきっかけで
即リスペリドンが処方されました。
今まで散々相談していたんですけども。。。
論より証拠です。
文明の利器を使って良かった。
リスペリドンは1日3錠まで飲ませて良いとの事ですが
最初に頂いた量は1週間で飲みきってしまい焦りました。
翌週直ぐ予約を取り、
20日分×3錠を追加で頂いたのでこれで一安心。
リスペリドンを飲むと飲まないとでは大違いで
不眠状態からは脱却できていますし
号泣したり怒りまくったり大声を出す事が無くなりました。
意識と足取りがしっかりしている日も有るので
久しぶりにお風呂に入る事が出来ました。
おむつは外せないけど至って平和です。
父の場合、リスペリドンを飲むと直ぐ妄想が止まるようです。
飲み始めたその日に「(妄想上の)お客が皆帰った」と宣言。
これで大声でご飯の催促をしなくなると思ったのですが
何故か常にお腹が空く状態が残ってしまったみたい。
メンタルの先生にリスペリドンにそのような副作用があるか
確認しましたが「無いはずです」とご回答いただきました。
うーむ。
高齢になると「ごはん食べてない!」と主張する人が多いから
そういうもんなのかな?
父は食べた事は覚えているけど食べ足りないと主張するタイプ。
不毛な争いはこっちのストレスが溜まるので早々に止め
3度の食事の量は少し減らして軽い間食を出す事にしました。
回数を稼いで満足感を得ようという作戦です。
今の所、トーストに執着しているので
食事の合間に「貴重なパンだからゆ~っくりたべてね」と
もったいぶって1枚ずつ焼いて出しています。
高齢者の過食は一過性の物だという説も有るので
食欲がイイ感じに収まるまではトーストでしのごうと思っています。