日本古来の悪しき風習!教育と法律の問題点。
・日本は「昔の不要なもの」を捨てられない
・現代において、それは致命傷になる
というお話です。
※大河内薫マネリテ戦略室 Voicy 6月23日放送より
■ 日本の教育や法律は、継ぎ足し文化
日本の教育や法律は、何か新しいものを加えるとき、その前のものを必ず残します。
・Aという教育があり、Bという新しい教育を始める
→Aを廃止してBにしよう、とはならない
ということです。
その結果、日本の教育や法律は、とてつもなく分かりづらくなっています。
■ 現代でも残る昭和的な教育
まずは教育の話です。
義務教育って、すごく古めかしいことをやっています。
みなさん、気づいていますか?
いまだに「起立、礼、着席」ってやってますよね。
これは、もとは軍隊を育てていた風習の名残なんです。
昭和の産物であり、戦前のものが残っていることもあります。
■ それが求められた時代も確かにあった
こういう教育は、どんな人を生み出すでしょうか?
それは、
・言われたことだけを早く正確にやる人間
・その人間を大量生産する教育
というわけです。
確かに、高度経済成長期の日本は、生産性と正確性を武器に、経済大国にのし上がりました。
その背景には、このような教育が一役かっていたわけです。
だから、この時代にこの教育をしていたこと自体は、問題ありません。
■ 継ぎ足し教育は、中途半端な人材をつくる
問題なのは、今の教育にそれが残っていることです。
本来ならば、昔の教育は消して、今のグローバル社会に適応する人材を育てる必要があります。
ところが実際には、昔の大量生産的な教育の上に、グローバル教育を上乗せしています。
その結果、「早く正確な生産性の高い人材」としても、「グローバルな人材」としても、中途半端な人が出来上がってしまうわけです。
なぜなら、やることが多すぎるから。
数十年前の教育に比べて、今の教育現場で教えられる量ははるかに多くなっています。
■ 現代でも残る鎌倉時代の法律
法律においても、教育と同じことが言えます。
「御成敗式目」という鎌倉時代の法律が、実はまだ消えていないのです。
その一部は、脈々と民放に受け継がれています。
それが必要であればいいのですが、使いもしないのに廃止されていないことが問題なのです。
このように、継ぎ足し継ぎ足しをした結果、今の日本の法律は本当に分かりづらくなっています。
■ 外国の法律は、廃止される
外国の法律では、はじめから「廃止」や「再検討」の条項が含まれていることが多いです。
でも、日本はそれをやらないんですよね。
その結果、法律はとても複雑になっています。
そして、僕たち税理士や弁護士も困っているわけです。
■ 不要なものを捨てられないのは、致命的
教育や法律に限らず、「既存のものを捨てられない」というのは、日本古来の文化のように思えます。
ただ、この文化は現代においては、致命傷になり得ます。
現代では、グローバルな視点に立ち、変化をするスピードが要求されます。
そのとき、今の教育や法律では、そもそもやるべき量が多すぎます。そのうえ、昔の不要なものにまでリソースを割かなければいけません。
そうしている内に、取り返しのつかない遅れになってしまいます。
今の日本がくすぶっているのは、この「捨てられない精神」に由来する部分もあるのではないでしょうか。
■ まとめ
さて今回は、
日本古来の悪しき風習!教育と法律の問題点
・日本は「昔の不要なもの」を捨てられない
・現代において、それは致命傷になる
という話をしてきました。
今後も毎日noteを更新していきますので、よろしくお願いいたします。
それでは、最後まで読んでくれたあなたに、幸あれ!
じゃあね!
大河内薫マネリテ戦略室
▶️ https://bafs-style.biz/monelite88n
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