【不妊治療の記録 #10】不妊治療から妊娠までにかかった費用
前回までの内容はこちら↓
39歳で不妊治療の専門に通い始め、タイミング法を半年、人工授精3回行なったが惨敗し、体外授精１回目で妊娠となった。
通った期間は1年2ヶ月 かかった費用は100万円
最終的には体外受精1回目で妊娠することができました。39歳で病院に通い始め、1年ほどで結果を出すことができましたが、今思うともっと早く体外受精に切り替えておけば良かったと思っています。（そうすれば費用も安く済んだし）
体外受精で妊娠なんて‥という気持ちが自分にどこかであったのと、自分の体が健康で検査でデータ上で異常がなかったからこそ、なかなかステップアップするのに決断できずにいたせいだと思います。
自分の「卵子の質」まではタイミング法、人工授精ではわからないし、体外受精に進んで初めて妊娠することの難しさと自然妊娠する奇跡を感じました。
そして今回1年2ヶ月ほどでかかった費用は合計100万ほど。
東京の不妊専門で名前の知られている病院だったのでこの値段だったのですが、東京じゃなかったら同じ内容でもう少し費用は抑えられると思います。不妊治療は長引けば長引くほど、費用はもっとかかっていくのでパートナーとどこまで進めるか事前に話しておくほうが良いですね。
不妊検査等助成事情について
東京では「不妊検査等助成事業」というものがあって、不妊検査及び一般不妊治療に要した費用（保険薬局における調剤を含みます。）について、病院に証明書を作成してもらえば、5万円を上限に助成金がもらえます。（住んでいる市のHPを確認してくださいね）
人工授精を行った時に５万円を超えてしまっていたので、私は申請をしました。
しかし不妊検査の助成金が出なかった
病院から申請を出し、必要書類も揃え指定の場所に提出したのですが、結果は助成金が出ませんでした。
理由は不妊病院に通い始めたのが入籍前だったから。
意味がわからなくないですか？すでに２０２０年の２月に結婚は決まっていて、自分の年齢もあるからなるべく早くに妊娠したいと思い、２０１９年の１１月に病院に通い始めたんです。そして申請をしたのは６月ごろ。２月には入籍をしていて戸籍の証明の出している。なのになぜダメなの？全く意味がわからず、すぐに電話して確認。
病院に通い始めた１１月の時点で結婚していないとダメなんです。それだったら事実婚の証明を出してください。
「アホか。何で結婚しているのに事実婚の証明を出すの？意味わからん」と思い、とても腹が立ちました。
助成金って言ってるけど、助成金だす気そもそもあります？全くないですよね？正直、意味わかんないし納得できないんですけど！
と切れてしまいました。電話口のお姉さんは謝るばかり。全然納得できませんでした。。
皆様は「結婚した後に不妊の病院に通うこと」を強くおすすめします。
2021年1月から不妊治療助成金の所得制限が撤廃
体外受精も治療の内容にもよるのですが、３０万まで特定不妊治療費の助成金が出ます。
しかしながら私の場合は2020年の年末に妊娠判定で、その時点では、ほとんどの市や区で所得制限がありました。うちは共働き夫婦のための所得制限の限度額を超えてしまい、こちらも助成金が出ませんでした。涙
もしあと１週間ほど妊娠判定が遅ければ1月を超えるので、30万の助成金もらえたんです。本当に運が悪かったとしかいいようがないです。
国が翌年からの助成金を決定したのが12月半ばくらいだったかな。それまでもずっと所得制限なくしてほしいと思ってたからすごく悔しいし、そんな大事な決断、年末じゃなくてもっと早く決断してほしかった！
そんな感じで私はタイミングが悪く助成金は貰えず。医療費控除はしましたが、私の場合は助成金はいっさい貰えない不妊治療となりました。
２０２２年４月から不妊治療に保険適用に
病院に通っていて何度も思ったのは、一刻も早く人工授精も体外受精も保険適用にしてほしいと思ってました。不妊病院に行くと驚くほど、人がいます。こんなに妊娠を望んでいる人がいるのに、何で少子化なんだろう？と不思議に思うほど。妊娠を希望しているのに、なかなかできず悩んでいる人も多いです。
人工授精、体外受精をしたくとも経済的な理由でできない人も多いと聞きますが、保険適用になれば、もっとチャレンジしやすくなるのに国は何をやってんだ！と思ってましたが、なんと2022年4月から保険適用になるかもとの事！
2021年から体外受精の助成金に所得制限も撤廃になり、昨年よりはだいぶ抵抗なく体外受精もできるようになったとは思いますが、（とはいえ、費用はかかりますよね。。）本格的に保険適用になればもっと人工授精も体外受精にステップアップしやすくなるし、個人的には良かったと思っております。まだ決定ではないから今後の動きに注目したいです。
私の不妊治療の記録はここまで
現在は妊娠9ヶ月。妊娠中もここまで来るのにも出生前診断（NIPT）の葛藤やつわりのしんどさ、そして仕事の事で迷ったり悩むこともありましたが一旦不妊治療の記録はここで終了となります。
不妊治療中は色々気持ちの浮き沈みもありましたが、４０歳で妊娠できたことは嬉しく思っています。私はたまたま1回の体外受精でうまくいってくれましたが、今も頑張っている人も多く悩んでいる人もたくさんいると思います。
体外受精は時間の短縮をしてくれるものです。ステップアップに抵抗ある人もいるかと思いますが、今の時代は恥ずかしいことでもなんでもなく、自分の周りの友人でも体外受精で妊娠している人もたくさんいます。すべては自己判断にはなりますが、お悩みのかたに少しでも参考になればと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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