コローのアトリエ

アイコンですが、カミーユ・コローの絵を使っています。

知識不足で正式な名前が分からないですが、ネットで調べると"The Studio(Young Woman With A Mandolin)"とか”The Workshop of Corot"と出きます。和名は「コローのアトリエ(マンドリンを持つ若い女性)」。

コローのアトリエ、きっと松村北斗さんのファンなら聞いたことがあるのでは?

「コローのアトリエ」は、東海ウォーカー連載の北斗さんのエッセイ、『アトリエの前で』のタイトルの元となった絵です。

でも、もうお気づきだと思いますが、この絵じゃないんです。
北斗さんがお好きなのは、下の絵。

こちらも名前は、「コローのアトリエ」。
同じタイトルで、同じようにマンドリンを持って絵の前に座っている女の子ですが、ちがう子なんです。

北斗さんが好きな、下の絵の子の方が、確かに神秘的でミステリアスな感じがしますよね。

上のピンクの服を着た子は、頬杖をついて、物思いにふけっているのか、絵に向き合わず、そっぽを向いています。

ピンクの服の子の絵を見つけたとき、私はどうしてもこんな妄想をしてしまいました…

ピンクの服の子は、赤いリボンの子に嫉妬している。

私はと言えば、いつも誰かをうらやんでばかり。つまりは、ピンクの服の子に自分を重ねたというわけです。どう?ぴったりでしょ?

そんな自分への皮肉を込めてこの絵をアイコンにしました。リアコたるもの、密かに誰かに嫉妬しているもの。そういう陰の感情を、密かに残しておきたかった。

でも、この絵をアイコンにしようという名案が浮かんだ時、私は誰かをうらやむ気持ちも忘れてハッピーだった。

こうやって、小さなことで自分を喜ばせることだって、いつでもできる。そうやって楽しく生きている人を、人は美しいと思うのだと、最近知りました。私はまだ、自分で自分を喜ばせながら上手に生きることが得意ではないけれど、色んな趣味やこのnoteが、自分だけの小さな幸せになったらいいな。

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