10.衝撃的すぎるシンクロ～ガチャンと音をたてた運命の歯車～

※ツインの相手に何らかのご迷惑をかけてはいけない
と思って有料にしていましたが、
そんなに読まれていないことが分かったので 笑
無料にしました
（読んでくださっている方には感謝です
ありがとうございます！） 

”事実は小説より奇なり”というが、
まさにそんな出来事が自分に起きるなんて
思ってもみなかった

それほど衝撃的だった

私は、意味が分からず、ただただ、茫然とした

住む世界が全く違う相手だから
“この人絶対何かある！”と立ち止まるためには
それくらいの事が必要だったのだと
今はそう理解している

ラジオで取り上げてもらえた事に
気を良くした私は
その後もちょくちょくメールを送った

お風呂に入りながら
メールを打つのがささやかな楽しみになった

ファン歴の浅い、初心者ならではの疑問や
2人の好きな物に絡めた話題など
様々な内容だった

立て続けに採用してもらい
私のメールで話題が楽しく展開していくのが嬉しかった

ネットでそのアーティストのことをいろいろ調べて
過去のインタビューなども読んだりした

トオルさんは波瀾万丈な人生を歩んできたようで
自伝が出版されていることを知った
単純に興味が湧いてその本を購入した

その本が、私の人生を変えた

そこには何故か、私のことが書かれていた……

ちなみに、大前提として、”トオル”は
私の息子と同じ名前である（漢字は違う）

トオルさんは早くにお母様を亡くされたそうだ

・お母様がお亡くなりになったのは、19△▼年1月で
　トオルさんが中２の時だった
　→私が生まれたのは19△▼年1月、
　　息子のトオルは中２（私が自伝を読んだ当時）

・お母様はデザイナーだった
　→私もデザイナー（業界は異なる）

・お母様はある病気だった
　→私は半年前にその病気で入院した

そして、最後に極めつけが待っていた
（お母様とは関係ないけれど）

トオルさんが、昔、作っていたグループ名が
” mone ”（私の名前！！！）

私の名前は、ある外国人に由来する
その人物はヨーロッパ出身で
名前の綴りはローマ字表記とは少し異なる

トオルさんが作っていたグループ名は
まさに私の名前の由来になったその人物と
同じ綴り！！

何、これ…………

どうして私のことが書いてあるの？
トオルさんのラジオに、
テキトーに思いついた”トオルの母”というペンネームで
メールを送っていたけれど、
私は”トオルさんのお母様（の生まれ変わり）”ってこと……？？？？

全く意味が分からなかった

ただただ茫然とした

時が止まったような、とはあの時のことをいうのだろう

こんな偶然が重なることなんてあるだろうか……
子供と同じ名前の人が、
昔作っていたグループ名が私の名前と同じで、
しかもお母様がお亡くなりになったのが
私の生まれた年月、
私は、お母様と病気や職業まで一緒……

いやいやいやいや…………
あり得ないでしょ…………

どう考えてもおかしい！！！！

なんだこれ…………

”シンクロ”という言葉が浮かばないほど
スピリチュアルに縁遠かった当時の私は
偶然にしては、奇妙すぎる一致の数々に
ただただ戸惑うしかなかった……