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収戦道 (改編) Part 3 私の「戦いを収めた」体験談

私の「戦いを収めた」体験談


私は過去に二人の武術・武道家と手合わせして、「相手を殺さず、自分も殺されず、戦いを収める」ことができました。

一人は太極拳家で、対峙した時にすかさず相手は右足で前蹴りを放ってきました。私は左に入身して、その前蹴りを躱しつつ、左手で相手の右足を掬うようにして上げ崩し、その右足を右肩に乗せるようにしつつ、右手で下から相手の顎に掌底で当身を入れ、そのまま右掌底で顎を押し続け顔を仰向けにし、右足を大きく相手の後ろに踏み込み、相手の腰の辺りに左手刀を入れながら、そのまま後ろに投げ倒す技で、その太極拳術家との戦いを収めました。因みに、場所は芝生が敷き詰められていたので、投げ倒された太極拳家に怪我はありませんでした。

※ 細かいところは若干違いますが、大体次の動画のような感じで戦いを収めました。


もう一人は銃剣道家で、相手が木銃で胸を突いてきたところを相手の木銃の剣先が私の胸に当たる少し手前のところで、私は右に入身し、右手刀で木銃の銃身の部分を払うようにして、その右手刀を左耳のところまで持ってきてそこから右足が地に着くと同時に右手刀を相手の頸部に当てる「薙ぎ払いの一文字」という技で戦いを収めました。(因みに、私は銃剣道初段を持っています。ですので、銃剣道家の手の内は分かっていました。これも戦いを収めるには大事なことです。)

※ 次の動画は第67回全日本銃剣道大会の模様を撮ったものです。銃剣道は、マイナーな武道ですので知らない方も多いのではないかと思いリンクしました。銃剣道とは、こんな感じの武道です。


その他に、武術の技を使ったというより、戦わずして戦いを収めたと言った方が良い例があります。ある日の晩、人通りの少ない道を歩いていた時、向こうから30代くらいの男が歩いて来て、ぶつかりそうになったので、それをよけたところ「なんでよけたんだ!」といちゃもんをつけてきました。その男は少し酔っていたようでした。それで、私は「火事だ!火事だ!」と大声で叫びました。すると、その男は近くの家から人が出てくるのを避けるように逃げて行きました。これは、争いが起こらないうちに察して回避できる勘働きや態度を身につけて使うという収戦道の理念に則った方法です。因みに、この場合「人殺し!」とか「助けて!」などと叫ぶと人は警戒して家の外に出てきませんので「火事だ!」と叫ぶのが一番効果的です。


平和な風景


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