野馬分鬃(イェマーフェンゾン) で太極拳を極める
私の知り合いに太極拳の先生がいる。
彼女は、30数年太極拳をやっている。
その彼女がこう言った。
「24式、32式、42式、太極剣その他いろいろやりましたが、太極拳を極めるならば、一つのこと、たとえば一つの基本技を徹底してやることだと思います」
そこで、どの基本技をやったらいいのか。
ある太極拳老師の教え:
『野馬分鬃は初学時から習う。
動作を大きく行い、背骨を歪ませ、その力をリリースする。
このリリースする動きが、野馬分鬃と呼ばれる。
両手が左右に分かれていく動きである。
背骨の歪みが解ける、リリース(抜く)を学ぶ。
これは、有段者でも、內勁を完全に会得していなければ苦労する。
原理を言えば、背骨の下(仙骨)を一捻りすることでリリースが始まる。
また、打の威力は、当たる瞬間の後ろ足の纏絲勁と関連している。
このように野馬分鬃には、武術の基礎が凝縮されている。』
〈野馬分鬃には、武術の基礎が凝縮されている〉
この一言で、私は、太極拳を極めるための基本の技として、野馬分鬃を、
選択した。
そして、以下のように、もう一度基本から取り組んでみた。
このようにして、私の太極拳を極める旅は始まった。
だが、意外な落とし穴があった。
練習をやり過ぎて、膝を痛めてしまったのだ。
そこで、一休み
焦ってもしょうがない。千里の道も一歩から。一歩一歩進んで行こう❗️
くれぐれも、やり過ぎには注意しよう‼️