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音楽: Brasil #3 | 陽月メグミ

六、七年くらい前に たまたまYouTubeサーフィン中に遭遇させていただいた こちら 陽月メグミ さん。

アコースティックギターで 様々なMPBの楽曲を淀みなく歌唱される様子とVoiceの感じの良さに 引き込まれました。
いい歌手に遭遇したなぁ という素直な驚きをまず書き留めます。

二番目の驚きは
彼女のポルトガル語の歌唱の滑らかさ。

自分がポルトガル語を(牛のようにゆっくり)勉強している一つの理由には
いざお気に入りのMPBを歌おうとしても 歌詞が発音できずどうしてもテンポが同期しないことがあります。
そこへいくと彼女は さすがプロ。
実にスムースなメロディが歌声になり伝わってきます。

三番目の驚きは
ギターの腕前。

YouTubeのProfile欄をみると ギター歴はあまり長くなさそうですが TAB譜で少しフォークギターが引ける程度の自分には驚異です。
勿論 それは並大抵ではない努力の賜物かもしれませんが 努力を継続できるのも才能。溢れる才能が羨ましくなります。

四番目の驚きは
カバー曲からの啓蒙。

彼女がカバーするMPBやボサノバの曲には 自分がまだ知らない 主にブラジルのミュージシャンのものが多く含まれています。
それらは自分の趣味に一致するものが多いので 彼女の選曲がとてもいい道標になってくれています。

更に、、、、
MPBやボサノバ、欧米のPopularなど以外に 彼女が選ぶ曲には 日本のそれも含まれているのですが
自分にはほぼ馴染みのない この20年くらい?の日本のミュージシャン(アーティストと書きたくないのは齢のせい)の楽曲に
彼女のカバーを通じて触れることができ それは殆ど 啓蒙 に近い体験となっています。

大袈裟に喩えればぁッ
古代の生命体が 進化の必然上 目という感覚器を備えたことにより 思わぬものが見えるようになり 更なる進化へと飛躍した カンブリア爆発の体現、みたいなものでしょうか。
(なんか JoJo第一部/二部に登場するような言い廻しになってますが。。。。)

広義の「歌謡曲」指向を自認する 私のような輩は TVなどの表のメディアから流れてくる日本の曲の多くに あまり反応できないのですが(例外あり)
自分が知らないだけで まだまだ日本にも絶滅種のように良いものがあるんだなあ と 大変勉強になっています。

昭和の偉大な先人の遺産が強すぎるが故に 懐古趣味で歌謡曲を溺愛してしまうのは 同世代人の性なのでしょう。
そんな我々でも 新たな啓蒙を通じ 現在に生きることができるのは
ありがたや。。。。(昭和の歌謡曲的に ケレン味たっぷりで。)

生ギター一本のFinal Felizも味があっていいです

ということで
陽月メグミさんのカバー曲の中でも特にお気に入りのものを抽出して書き置くことにします(絞るのは困難ですが。)


MPB | ボサノバ系

楽に歌えているような感じで 音域がDjavanに合うんだろうなと思います。

本家は迸るエネルギーで歌い上げていますが こちらは優しく抑えて歌われてます。

Ana Gabrielaと同じくらいの音域なのかなと思います。

その時代のミュージシャンが連綿と名曲を歌い継いで欲しいものです

これもFinal Felizと同様に 引いた感じで切々と。

Wave。なんという名曲。。。。


日本の楽曲

オリジナルに匹敵する味わいかもしれません。

エイリアンズは知ってましたが これもなかなか。

知らなかった、、、凄みのある曲。。。

藤井くんは偶然YouTubeサーフィンで遭遇しました。
予想通り売れっ子になってくれて よしよし。

これはまた突き刺さる凄い曲。。。。
ボサノバだけでなく良い意味で歌謡曲の間合いがあるかも。



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