友達と飯も食えない、あまりに「生き地獄」な話。その2~予期不安編~
皆さん。こんにちは。もんしぃです。
前回の記事で、社交不安障害のうちの1つである、「会食恐怖症」について
その概要とつらさをだらだらと綴った。
その続きを今回、
”予期不安”
に焦点を当てて語りたい。
今まで診察してくれた医師たちも、
どこか理解が追い付いていない話のような気がしたので、
ぜひ最後まで見てほしい。
「予期不安」とは、
過去に社交不安障害(パニック障害)のパニック発作が出たのと同じ、
またはそれに近い状況が未来に予想されるとき、
”不安になることが不安で”発作が出る状態のことである。
例えば…..
①会食恐怖症の場合、「明日の食事の時に不安症状が出るかもしれない」とか、
②広場恐怖症の場合、「明日の満員電車になにかトラブル(特に人身事故)が起こってパニックで不安になるかもしれない」とか、
③嘔吐恐怖症の場合、「車に乗って乗り物酔いで気持ち悪くなるかもしれない」とか。
前回の記事で、友達とパンケーキを食べに行く前夜に吐き気や震えなどが止
まらなかったという話をしたが、これは①のパターンそのままである。
しかも前述したとおり、予期不安は経験と違うものでも、
似たような状況が予想できる場合であれば症状が出る。
②だと、都会の人混みやステージ上、学校の授業中などの、
人目がたくさんある場所が怖くなるし、
③だと、飛行機とか電車、遊園地のアトラクションなどでも怖くなる。
どんどん「あれも怖い、これも怖い」と拡大してきて、
前は普通にできてたことがある日突然怖くてできなくなってくる。
これらすべてにおける傾向があるとすれば、
”逃げ場のない状況である”
ということだと思う。
この予期不安の症状のひとつとして最近困っているのが、
「ネットに載ってた不安症の症状の具体例を知ってしまい、
今まで症状が出なかったのにその状況が怖くなった」
というのが起こることだ。
病気を治療、理解するために情報をかき集めた結果、
かえって症状を悪化させてしまうのである。
僕の場合、
・レジ待ちの時間
・美容室で髪を切られている時間
・買い物で商品を選んでいるとき
・エレベーターの中
などが、ネットの情報の影響が大きい不安症状だと思っている。
社交不安障害との闘いは、特定の環境下だけで始まるものではない。
その環境下が予想される前段階から始まり、
終わった後も、”悪い思い出”として闘われ続けるものである。
ここまで自分なりに研究、分析していても全く治る、改善する気がしない。
冷静に、客観的に見ればどうってことないのは自分でもわかっているが、
身体が勝手に不安になってしまうもである。
僕自身、医者というわけでも専門家というわけではない。
しかし、患者当事者として自分なりにどうすればいいかと考えた結果、
「こうしてできるだけ細かく言語化することが最善の策なのではないか」
という結論に至った。
1人でも多くの誰かにこの文章が伝わればいいなと願っている。