ある人の話
友人と言うのか仲間と言うのか、とても不思議な関係の方が自身の今の渾名を辞めて新しい渾名で頑張っていくと宣言してました。
その方が今までの渾名にとても愛着を持っていたことを知っているだけに、一体何があったんだろうかとドキドキしながら記事を読みました。文字から意気込みというか覚悟を感じました。新たな門出に賛成ですし、祝福したいと思ってます。
それと同時に今の私が名前の縛りをあまり感じていないということに気づきました。うつ病をまだ放置していた頃は弱い自分を隠すために渾名によってそれなりにキャラクターを作って、「本当の自分はこんなんじゃないんだ」とか、「全然違う自分に変わりたい」ともがき苦しんでいたのですが、今は全然違う自分に変わったと言うより元々持っていた本来の自分を前に出せるようになりました。本来の自分を前に出せたことで渾名で自分が縛られることが、少なくとも私自身の場合はなくなりました。どれだけ色んな渾名があろうと私は私だ。
正直、この気づきを穏やかにスっと受け入れられるようになっているということ自体、自分でも驚きです。本当に、やっとスタート地点に立てたんだな、という感じがします。20年近くここ立つまでにかかりました。長いなぁという認識です。でも過ぎ去ってしまった20余年という時間(事実)は変わりません。これを「20年ぽっちで済んで良かったなぁ」と感じられるようになるかどうかは今にかかっている気がします。こんなことに気づかせてくれる彼の存在は本当に凄い。知り合えてよかった。