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シマウマなのにライオンって、なーんだ?

きっと35年ぶりくらいかも知れない・・とぼんやり数えながら、朧げな記憶よりも新しい経験だという思いを強くして、切符売り場に向かいました。

上の子の運動会の振替休日、いつも行く多摩動物公園とは別の動物園に向かうつもりが・・そちらは休園日で、結局、いつもの多摩動物公園に向かったのでした。

子が撮影したキリン。顔が近い。

平日だからか園内はとても人が少なく、休憩場所もガラガラ。お弁当もすんなり食べ、普段は乗らないシャトルバスにも乗って園内をぐるり。

下車したアフリカゾーンで、ライオンバスがあることを思い出しました。休日に来園すると、いつも売り切れているライオンバス。上の子が生まれて数年は改修工事で走っていなかったライオンバス。

今日なら!と思って切符売り場に行くと、30分後の便が空いているとのことで、勇んでチケットを購入したのでした。

僕は幼い頃、両親に連れられてそのライオンバスに乗った記憶がありました。あんな怖い動物のそばまで行くなんて・・と怖がていたはずです。とはいえ、可愛くない子どもだったので、シマウマ柄のバスに、ライオンじゃなくてシマウマバスじゃん!と思っていました。

バスの車窓から

子どもたちは「乗ってみたい」の一択。バスが到着して、家族で一つの長い座席を案内してもらいました。何匹かいるライオンたちは一つの台に集まって寝ているようで、起きて欲しいなぁなんて思いながら、バスは出発。

寝ているライオンたち。

バスの側面には、馬肉が吊るしてある場所があり、それを狙ってライオンたちが顔を近づける・・というのがウリのライオンバス。しかし、寝ていたら食べてはくれません。

むくり

車内の熱気が伝わったのか、一頭のメスライオンが、むくりと立ち上がったのです。眠そうな目つきの瞬間を子のカメラがとらえました。

大きな猫といった風情の顔立ちや動作を間近で見ながら、バスの外に掛かっているであろう馬肉の存在を思いました。・・食べてくれ・・。

ドライバーさんも、そのあたりは心得ていて、ライオンの顔のそばに馬肉がくるように停車してくれました。

近づいてくる顔

馬肉めがけて顔を近づけるライオン・・目が合っているような気がします。獰猛さというよりは、餌を食べにきた大きな猫という風情ですが、間近でライオンをみることができた子どもたちは、とても嬉しそうでした。

ライオンの写真はすべて、子の撮影によるものです。今回は、僕が昔使っていたデジカメを子に渡したのでした。もうちょっと画質の設定をしてあげれば良かった・・。

35年ぶりのライオンバス、ライオンが近くで見えたことの嬉しさもありますが、何より家族で一緒に乗って観られたこと、それは大切な時間になりました。

赤ちゃんも、しっかり目を開けてライオンを見つめていました。親になるって、こういう感じなのですね・・。ライオンバス、また乗りたいって言ってくれるでしょうか。


ライオンバスとライオンがいる写真でサムネイル作っていただきました。ありがとうございます!ライオンバス、車内放送も楽しいのですよね。

#ライオンバス #動物園 #写真 #動物

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