プリンで目覚めた、ささやかな夢
例えば、大人になったらやりたいこと・・のように、ささやかでも”夢”のような目標のようなものがあると、人生がちょっと豊かになる気がします。
ちゃんとしている人は、それらをリスト化したり、見える化したりして、次々に実現させていくのかも知れません。・・かっこいい。
僕は、ことあるごとに「いつか〜したらいいなぁ」なんて思うことも、ささやかな夢として数えているのですが、その中に「いつか家族で行きたいカフェ」というのがいくつかあります。
雰囲気が気に入っているカフェや、美味しいものが食べられるカフェ・・例えばそれは、ここにもよく登場するクルミドコーヒーであったりするのですが。
かつて、こんな記事を書いたことがありました。毎日更新を始めて2ヶ月経ったあたりで、好きな無印良品のことを書きました。
その投稿にはなぜか書いていないのですが、無印良品が展開するカフェ(MUJI cafe)が好きなのです。
食器やカトラリー、インテリアがまるまる無印良品な世界観・・今でこそ多くのお店があり、何ならホテルも銀座にあるわけですが、登場した当初は、とても珍しく感じたものです。
有楽町のお店まで出向いたり、入ろうとしても満席で入れないときもありました。近くにないと気軽に行けないのがカフェの特徴・・いつしかスタバや、それ以外のカフェも身近に増えてきて、MUJIじゃなくてもいいか、なんて気持ちになっていったのでした。
数年前に職場のそばに大きな無印良品ができて、その中にあったMUJI Meal(食事がメインのカフェ)で、プリンを食べて以来、再びMUJI cafeへの思いが大きくなりました。
硬めのプリンで、目が覚めたのです(笑)
MUJIのおしゃれなカフェは、いつでも多くのお客さんが入っていて・・例えば子どもたちとふらりと入るのは難しいな・・なんて思いました。だから、いつかMUJIカフェに家族で行けたらいいなと考えたのでした。
先日、家族でふらりと二子玉川に出かけた時、MUJIカフェがあると知って、さらに「和栗のタルト」の看板が出ていたのを家族で見かけて、妻が水を向けてくれました。
混雑しているだろうし、子どもたちは間が持たないかも知れないし。そんな心配をしながら向かうと、運よく家族分の席が空いていました。
行列に並びながら様子を伺うと、食べたかった和栗のタルトは、残り1つ。前に何人もの人が並んでいたので、無理かなと思っていましたが、これまた運よく買うことができました。
オーダーを受けてくれた店員さんが別の店員さんに「和栗、売り切れ・・」と伝えていたので、最後の1つだったようです。
普段、こういう時には大体うまくいかないので、とても嬉しい瞬間でした。
嬉しくて、ついつぶやいてしまいました・・。
マロングラッセが乗ったマロンタルト、中にも栗のペーストが入っていたりして、ちゃんと栗のケーキでした。
タルトを食べながら、ふと「家族とMUJIカフェに来たい」と思った日のことを思い出しました。
自分の憧れている場所に、ちょっと勇気を込めて入っていったときのワクワク。誰かとその良さを分かち合う・・それが身近な家族だったら・・と思っていたのでした。
子どもたちは、雰囲気よりも甘い物が重視される傾向は否めませんが、ソフトクリームを美味しいと食べていました。まだまだ騒々しいので、外のテーブルで過ごせたのも良かったです。温かな秋に感謝。
めったに行けないMUJIカフェ、さらにそこに家族で行けたこと。
夢が叶いました。
ハロウィンが終わって2週間。駅前の大型モールは、さらりとクリスマスの雰囲気になっていました。キラッキラ。