同じ格好と、足元から始まるアレ
職場の同僚が、ひとこと。一緒に仕事をし始めて年を越そうかという冬の日。何かに気がついたような表情で、そう言われたことがありました。
続く言葉がなかったので、その真意は計りかねますが、毎日のように見られていたのだと、こちらも気がつきました。
そうなんです。その通り。
僕は、いつも同じ格好なんです。
シャツ、その上にカーディガンかセーター、そして綿のズボン。
夏でも、薄手のカーディガンを羽織っていて、腕を出すことはあまりありません。
シャツは綿100%の、秋春ワイシャツ、夏ポロシャツ、冬ネルシャツ。どれも無地で、特にワイシャツは全部同じメーカーの白のみ。
ズボンだけは、柄があったりするものも履きますが、これもしばらくしたら無地になると思われます。
組み合わせること、考えること、朝の着替えが楽しい時間なら申し分ないのですが、いかんせん時間がないのです。
だから、あまり考えなくてよい無地が楽なんです。
これ、と決まるまでには長い試行錯誤がありますが、決まってしまえばずっと使いたくなるもので、なんとなく体型に合うと思ったら、そのお店の服を買い続ける傾向があります。
そしてこれは、別の職場で言われたひとこと。
靴下は、無地じゃないんです。
むしろ、ゴリゴリの柄物(ゴリラ柄ではない)。だいたい隠れてるし、靴下なんて誰も見てないよと思っていた・・・けれど見られているもので。
今日は、紺地に4色の数字が散らばっている柄、昨日は北斎の沖浪裏の柄。黒猫が遊んでいる柄に、縞々が重なる柄など・・・って書いてみると、なかなか統一感がないし、普段ほかの服は"無地"なのに靴下だけ言葉が多い(笑)
足袋の形をした靴下の形に合わせて、職場で使うスリッパもこのお店で買いました。もうここの靴下しか履けない状態になっています。
結局のところ、僕が仕事に着ているのは制服のようなものなのかなとふと思いました。それは、毎朝の忙しさで着替えることを繰り返してきて、面倒臭いに向き合った結果かも知れないと思うのです。
でも、自分が好きな服とか、着たい服を慎重に選んでいることもあって、満足度も高い。気候やエアコンに我慢せずに、長袖で過ごす工夫も身に付いたように感じます。
以前の職場で、後輩からこんなふうに言われたことがありました。