栗はフルーツなのか
仕事で、大学の農学部と地域の子どもたちをつないで、畑で収穫したり、料理を作ったりするイベントをやったときのことです。
「野菜のことなら、なんでも聞いて」と仰る教授に向けて、小学生が、こんな質問をしました。
「栗って、・・なんですか?」
部屋の隅で聞いていた僕も、確かに栗って、野菜じゃないよね。でも果物なのか?と興味津々に。
「栗は、”ナッツ”です。野菜でも果物でもありません。」
即座に「えー!ピーナッツって土の中から出てきたよー」とのツッコミが。鋭い子もいたもんだ。
確かに、栗は英語でマロンだと思っている方もいるかもしれないですが、Chestnutsです。ナッツなのです。
個人的には、こんなに世の中にフィーチャーされるナッツは、栗しかないと思っています。特に日本において。ピーナッツクリームという不動のナッツはあるにせよ、一気に大量に食べられるナッツは栗だけだと思うのです。
そんな栗が、実は遺伝子レベルで「好きな食べ物」になっているかも知れないことを、最近知りました。
太古の時代、栗は主食だったのです。
まだ米を作らない縄文時代に、狩猟採集生活が営まれていたのはよく知られているのですが、その頃の貝塚などからも栗が発見されるのでしょうか・・。実際に殻だったらすごいことですね。
確かに我が家のコンポストにも、栗は入れないで、と注意書きがありました。分解されないって、すごいな。
確かに僕の顔は、どちらかといえば、縄文人タイプかもしれません。米よりも栗を食べていた頃の記憶が遺伝子に残っているとしたら、先祖から「甘い栗食べ過ぎじゃ!」と叱られそうです。
少し前に、美味しいお店のモンブランを紹介する記事を書きました。あの記事をきっかけに、モンブランを、モンと呼ぶ人が増えていたら嬉しいなと思っている今日このごろ。(いないか笑)
懲りもせず、また記事を書きたいなぁと思って書き始めたら、出だしが長すぎて、いつまでたってもモン食べられないので、1つの記事として投稿することにしました(笑)