ランドと言えば
東京都稲城市を知っていますか・・東京都の西部の南側(ややこしい)に位置する、いわゆる東京市部の一つです。人口は9.3万人・・僕が引っ越してきた2014年頃は8.5万人だったように記憶しているので、増えていますね。
さて、稲城市には「よみうりランド」という遊園地があります。遊園地のそばには、読売巨人軍の練習施設やグラウンドがあったり、2年前には植物園が開園しました。
毎週月曜日は、旅の記録を書いています。今回は、旅と言っても、僕の住む街にある”ランド”のことを。稲城で、”ランド”というと、大体”よみうりランド”のことです。千葉まで行きません(笑)
以前は、水族館や水中バレエ(これ覚えている方いるでしょうかねぇ・・)がありました。幼い頃は、親が働いていた会社の福利厚生イベントのようなことで、よみうりランドに毎年きていました。大学生になると、サークルの演奏活動の場所がよみうりランドということも。
そんなわけで、僕にとっては、定番の遊園地。稲城に住んでからも、毎年1回は訪れる場所になっているのです。でも、大体訪れるのは”秋”や”冬”ばかり。それは、この景色があるから。
よく、綺麗な夜景を「宝石箱をひっくり返したような」と表現することがありますが、ランドでは秋から春にかけて、ジュエルミネーション(ジュエル(宝石)+イルミネーション)が行われています。
園内のあちこちがイルミネーションで飾られて、中には噴水でショーをしている場所もあります。始まった頃は、とにかく点滅しているイメージがありましたが、年々その規模やコンセプトが洗練されていく印象があります。
市民には条件を満たすと無料入園できる期間があり、僕たち家族はそれを目指して毎年訪れているのです。光だけでなく、音楽も相俟って、とにかく光に包まれている感じは、独特です。
先月、僕は上の子と一緒に、夜の遊園地へ出かけました。ランドは山の上にあるため、寒い。風の強い日に当たってしまうと、もう悶絶ものです(笑)でも、入ったのだからちょっと見ようとなって、ブルブル震えてしまうのです。
ちなみに、その日は風はなく穏やかでしたが、寒さはしっかりありました。
ランドは、一時期、かなり経営が危ぶまれたこともありましたが、このイルミネーションによって、冬の夜の遊園地というかなり不利な状況下でもお客さんを集めることができて、今ではこちらの方が有名なくらい。
ブレていますが、その象徴とも言えるのが↑この場所。夏にはプールになります。夏のプールをイルミネーションで飾る、波のプールに噴水ショーを設置する・・寒いけれど、綺麗な光は人を呼ぶんですね。
家で留守番をしている家族とも、電話で中継したりして・・光を楽しみました。こっそり企業の看板が掲示されていて、いろんな方法でこの光が維持されているんだなぁなんて。
乗り物もそれなりに光っているのですが、一番目立つ「観覧車」は、とてもシンプルになっています。ゴンドラに一つだけ光が点いているだけ。
子に呼ばれて振り返った時に、たまたま足元の木と組み合わさった観覧車。イルミネーションは、かつては冬だけでしたが、始まりの時期も終わりの時期も延びて秋から春に。
この光によって”ランド”は、ここ最近新しい施設を続々とオープンさせています。僕たちが行った時も、新しいアトラクションを建設中でした。かつての水族館は、まだ閉鎖中でしたが、今後また新しい何かに生まれ変わるのかも知れません。
かつては映画の撮影所や、スキーのジャンプ台もあったりしたようですし、覚えている限りでは、木製のジェットコースターもありました。
時代に合わせて、形を変えることで、遊園地として生き残っていく・・そんな風に、今では夜の遊園地として、文字通り光りつづけています。
帰り道、留守番していた家族のため(もちろん自分のためもある)にドライブスルーへ。こんなに紙袋もらってしまって・・。面白いから写真撮りました。
夜の光って、色があると綺麗ですよね。そして、なんだか温かみを感じてしまうものです。寒くても見たくなる。そんな不思議な光の力、サムネイルもキラキラと表現していただきました。infocusさん、ありがとうございました!