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ひとりの旅のお土産ばなし(海外編)
海外へのひとり旅、言葉の壁を越えられるか、生きて帰って来られるか、ドキドキの旅のはじまり。
初めての旅のこと
はじめての海外ひとり旅は、タイでした。
温暖な気候と、人当たりのよい国民性、そしてアユタヤ遺跡などの世界遺産と寺院群を見てみたいなぁと思ったのがきっかけで、社会人になった夏休みに行きました。
今思えば、学生の時に海外に行けるチャンスがあったら、もっともっといろいろな場所に行けたよなぁとやや後悔しています。
音楽系のサークルだったので、楽器の練習は出来るだけ毎日!といった感覚も沁みついていて、バイトもなんとかできるくらいだから、お金がなかったなぁ・・とも思います。
初めてだったので、航空券とホテルを旅行会社のサイトで申込み、それ以外は現地で何とかしたいなぁとおもって、大体のプランをエクセルに落とし込んで、必要な時間やお金などを把握していきました。アユタヤ遺跡、ワットポー、ワットアルン、そんな場所に行きたいと思っていました。
現地に到着して、ホテルでウェルカムドリンクを恐々飲んで・・。部屋に入ってからまずやったのは、ガイドブックを見てライブの予約をすることでした。
今考えても、なぜそれを選んだのか全く覚えていませんが、ライブとはニューハーフショーを見るカフェでした。とにかくタイらしい雰囲気を味わうために、夜の街に繰り出していった“若気の至り”といったところでしょうか。
名物のトムヤムクンは、パクチーにやられ(このときまでパクチーを知らなかった)食べられないことが分かり、タイに来たのに日本やアメリカなどの料理を探すようになってしまいました。
アユタヤ遺跡では、拙い英語で交渉し、象に乗ることができました。ひとりで象に乗る人はとても珍しいらしく、何度も「アローン?」と確認されてしまいました…。
道すがら、日本人ツアー客とすれ違い(こちらは象に乗ったまま)、意味なく写真を撮られ困惑しました…。きっと、象に乗った年齢不詳の日本人という感じだったと思います。
フードコートで夕食を探して並んでいた時のこと、どこからか視線を感じました。
それは、レストランのシェフでした。挙動不審な日本人に警戒して、鋭い視線を投げているのかと思いながらも、やましいことは無いと毅然とした表情(無表情)を作って視線を投げ返しました。
注文のときになり、視線の意味が分かりました。
シ「あら、アナタかわいいわね!どこから来たの?」
僕「え?日本です」
シ「日本ね!それは素晴らしい!タイは、初めて?」
僕「そうです。あの、ミートボールいりのスープください」
シ「そう、楽しんでいってね!かわい子ちゃん!」
もちろん、シェフは英語だったけれど、こんなテンションで、何度か「PrettyBoy !」という単語を言っていたので、間違いないと思います。シェフは男性に見えましたが、その視線や仕草は女性のようでした。
英語での受け答えに緊張していたものの、心中は衝撃的でした。他人のことを「かわいい」と言ったことのない僕が、男性に見える他人から「かわいい!」と言われるなんて。
フードコートが混んでいて良かった(笑)慌てるようにご飯を食べ、食器を下げに行くと、シェフがにこやかに手を振っていました。
初めての海外ひとり旅は、(不本意ながらも)自分の新たな魅力を発見するという、まさに旅の醍醐味を得るものでした。そのあと、ほかの国でも「あれ?この視線って何か違うぞ」という経験がありました。
また旅に出たいなんて言ったら、そういう趣味が・・と思われそうですが(笑)また、ひとり旅や家族で旅行ができるようになること、楽しみです。
弟と旅を
弟と海外旅行に行くのは2回目のことでした。
初めては韓国。弟は、北朝鮮との国境で「離散家族の悲しみは・・」という音声案内を聞いて、「李さんって、誰?有名なの?」(李さん家族、と変換された)と僕に聞いた大学生でした。
お互いに社会人になって、正月休みに兄弟で、海外旅行・・ってなんだかいいですよね。
2回目はシンガポールを目的地にしました。国さえ決まれば、なぜかプランニングは口を出さない弟(丸投げ、とも言う)は、もう安心とばかりに年末に向けて忙しくしていました。
僕は、いつものサイトで航空券とホテルを予約。ちょうど、マリーナベイサンズができて少し経っていたので、そこに泊まろうと予約しました。
行ったあとの中での旅行(オプショナルツアー)を、これまたいつものサイトで探して予約。シンガポールは面積がとても小さいので隣国への移動も簡単で、それを売りにしたシンガポールからの海外旅行も予約しました。マレーシアに行くツアー、そして次の日はインドネシアに行くツアー。
ガイドブックも買って拾い読みをしておいて、いよいよ冬休みが始まり、体調に気をつけながら過ごしていると、予約していた航空会社からメールが来ていました。
「パスポート番号を登録しておいてください」
ふつう、旅行会社などで予約すると予約時点で聞かれたり、実物を確認されることも多いのですが、ただ航空券だけを予約していたので、忘れていたのでした。
当時、僕は年間3回くらい海外旅行に行っていて、自分の番号を覚えていました。だから、弟に「番号教えてー、あと有効期限」と聞いてみました。
その時、パスポートを見つめた弟の表情が、サッと暗くなりました。
「お兄ちゃん、今年って、にせん何年だっけ」
そう、弟のパスポートは有効期限が切れていたのです。しかも、2年くらい経っていました。あちゃー。
旅行会社での予約ならばすぐに気がつく部分でしたが、今回はすべて個人での準備でした。国によっては、有効期限が半年以上必要という場合もあります。世界広しと言えど、有効期限が切れていても入国できる国など、ありませんでした。
出発を3日後に控えたハプニング発生。「お兄ちゃんだけでも行ってくれ」という弟の言葉に背中を押され、急遽ひとり旅に。こういうとき、ひとり旅も好きで良かった。
航空券、ホテル、オプショナルツアーなど、人数を変更したりキャンセルしたり。特に航空券は、ネットだけではなく電話をして状況を説明しました。夢のマリーナベイサンズも、ひとりで泊まるには高額だったのでキャンセルしました。
ひとりで訪れたシンガポール、マーライオンはうわさ通り小さくて(笑)マレーシアもインドネシアも行って、満喫しました。
現地では、道を聞かれるほかにも、現地の人と間違われることがありました。
カフェで、そばに座っていた日本人カップルが、堂々と日本語で色っぽい話をしていました。(女性は当初僕のことを日本人だと言っていたけど、男性がシンガポール人だろと言って、あんなことやこんなことを話し始めました)かばんから絶対に日本語が見えないようにしようと緊張しました(笑)
帰りのフライトでは、CAさんに「席を変わっていただけますか」と英語で聞かれ、なぜかここでも日本人と思われちゃいけないと考え、余裕ぶって「Why not?」と言ってしまいました。きっとドヤ顔(恥)。
パスポートの有効期限、確認しておかないと。
嗚呼、カヤトースト
兄弟でいくはずの海外旅行が、急遽ひとり旅になってしまったシンガポールへの旅でのこと。
お正月旅行ということで、なんとなく浮かれていたし、寒い日本を離れて温暖なシンガポールへの旅は、綺麗なアジアという、新鮮な経験を与えてくれました。
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カヤトーストは、シンガポールではとてもポピュラーな朝食メニューです。カヤは、ココナッツミルクと卵を合わせたペースト(ジャム)のことらしく、街中のスーパーやお土産物屋さんでは、カヤジャムという商品が売られていました。
そう考えると、ご当地ジャムというか、その国独自の食文化を表すジャム的なパンに塗るものって、ある気がします。ピーナッツバター、メープルシロップ、ヌテッラ(イタリアのチョコクリーム)・・日本はなんでしょうか。個人的には、餡子かな。
さて、そのカヤトースト、美味しいお店のを食べたい、しかも安く食べたい、そんな気持ちになるのは、旅先では当然のこと。
拙い英語で道を聞きながら、視線を落としすぎないように注意しつつも、結局、前後不覚になってしまい、立ち止まって地図を見てしまうなど、旅先でのあるあるを経験しつつ、探しました。
ひとり旅になると、俄然動きたくなる僕の性格もあって、当日は午前中にツアーを申し込んでいました。ツアーはホテルに迎えにきてくれることになっていました。
カヤトーストの美味しいお店は、地図を確認するとホテルから歩いていけそうでした。地下鉄は通っていない場所でしたし、当時は歩いて移動することは一番コスパがよくて、安全だと心得ていました。
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道のりとは関係ないけれど、都庁にめっちゃ似てる!と思って撮った写真。後で調べたら、建築家が同じ人でした。なるほど・・。
歩き始めて10分・・道はあっているのだけど、ぜんぜん進まない。改めて、地図を確認すると、思っていた縮尺とは違っていて、片道で30分程度の道のりだということが分かりました。
ホテルの朝食はつけておらず、付近の店も良くわからない状況だったこともあり、とにかく目指しました。
ようやくお店にたどり着くと、眼光鋭いおじさんが「何?カヤトースト?はいはい、観光客?」と詰めてきたので、「お、お願いします・・」と恐縮しながら注文。
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さっと出てきたカヤトーストは、サクサクに焼いたトーストにトロトロの目玉焼きが別皿に載っていました。
あれ?カヤって何?どこにあるの?と思って、観察していたら、壁際にいて僕をじつと見ていたおじさんが大股でやってきて、無言で卵に醤油をかけ胡椒を振り、近くの箸で潰してぐるぐると回し、トーストに載せたのです。
笑わないおじさんは「This way!」と一言。いつまで経っても食べられない観光客だと思われたのかもしれません。
慌てて口に流し込むように食べて、甘いコーヒーを呑みながら、もっと優雅な朝食をしてみたかった・・と思いつつ、店を後にして小走りでホテルに戻りました。
ホテルの入り口にはツアーの車が来ていて、慌ててロビーに駆け込み、ガイドさんらしき人に声をかけ、ツアーへ・・。
どこに行ったツアーだったか思い出せません(笑)
カヤトースト、正解を確かめたい。
かくれた特技
シンガポールに旅行に行った時のこと、マレーシアに日帰りで行けるというツアーに参加しました。
シンガポールは小さな国で、北の海を越えてマレーシア、南の海を渡ってインドネシアという場所にあります。
マレーシアは、ジョホールバルという街に着いて観光をするのですが、たいていツアーと名前が付いているものは、自由行動でない限り、普段の街並みをみるというより、準備されている場所やものを見物するといったことの方が多い印象があります。
その時も、そうでした。船を降りると建物があって、そこでは、踊り、歌、染め物、焼き物、そして食べ物と、コンパクトな施設でマレーシアを凝縮(とガイドさんは胸を張っていました)したような場所で時間を過ごしました。
彼の地は紅茶の産地も多い地域、紅茶は緑のお茶の葉を発酵させたものなので、原料となるお茶も美味しい地域です。マレーシアも例外ではなく、現地では水よりもお茶を飲む人が多く、ほかのアジア圏の国で売られているお茶と同じく、しっかりと砂糖が入っていて甘いのです。
その観光施設で、お茶を使ったパフォーマンスがありました。マレーシア伝統の「テ・タレ」というミルクティを淹れるもので、現地の言葉で「テ=お茶」「タレ=伸ばす」という意味のようです。
金属製のポットに入れたミルクティを、器に向けて注ぐのですが、頭よりも上に掲げたポットからお茶を注ぎ腰のあたりで器に受けるという、お茶を伸ばしているかのような所作。
そんなパフォーマンスを見たら「あれ、やってみたいなぁ」「あれくらいなら俺にもできる」と思う人が、中にはいるかも知れません。それを見越して「どなたか挑戦してみませんか?」と問いかけがあるのも、ツアーならでは。
大概、ツアーの団体には陽気な人がいたり、好奇心旺盛な人がいるものですが、僕が参加していたツアーには、そんな人がいなかったのが、悲劇の始まりでした。
ツアーの時間はかなり余っていて、そのパフォーマンスで時間を使うこともガイドさんは予定していました。「どなたか・・」と、にこやかに尋ねるガイドさん。
ツアーのメンバーは、当日に出会った人たちで構成されていて、親子、家族、夫婦がいました。そんなツアーに、たったひとりで参加していたのが僕でした。
誰も手が挙がらないなか、刻々と無音の時間が過ぎていきます。気まずい空気と、ガイドさんの「何とかせねば」という気持ちが混ざり合い、何だか危ないなぁと思い始めた矢先。
「も、もつさん、いかがですか」
ガイドさんが僕に水を向けたのです!
…ひとり旅で現地ツアーに参加すると、こういうことがあるんです。
誰も手が挙がらない時、ひとり旅の客に思い出を作ってもらおうという配慮・・それはガイドさんに限らず、他の参加者からも発せられてしまうもので。
お茶をにこやかに伸ばしていたおじさんを背負うようにして、手と手を取ってポットと容器を動かします。何度かやって、おじさんも観客となり、僕ひとりでパフォーマンス。戸惑いを全面に押し出した表情のままに、ポットと容器を動かして頭上からお茶を注ぐことに成功しました。
役を免れたツアーメンバーからは、いろんな気持ちがこもった拍手をもらい、人見知りを豪快に発揮していた僕は、ぎこちなく笑いながら集団に戻りました。
「お上手ですね、何かやられてたんですか?」
親子で参加されていた60歳くらいのお母さんに声をかけられました。(内心、んなことやるわけねーだろ、と悪態をついていたものの)
「い、いいえ。全くの初心者です・・」
確かに、初めてやったのに、お茶を一滴もこぼさずにやり切った僕は、何か似たようなことを普段からやっていると思われたのでしょうか。ふざけられない真面目な性格が、ひとり旅でも発揮されていたのでした。それしても恥ずかしかった。もう何も言わないで・・という心境でした。
ただ、振り返って考えてみると、お茶を注ぐという作業は、集中することができるので好きな作業でした。
突然のフリに戸惑いながらも、あの場で謎のパフォーマンスを披露した記憶は、ミルクティを見るたびに、ちょっと頭の上から注いでみるか・・やるわけないだろ!・・と、セルフツッコミをさせるのでした。
三都物語in中国
初めて中国に行った、約一週間の旅。秋口に行ったので、一体どんな休暇だったかなと考えたら、前の会社をやめたときの最初で最後の有給消化でした。
いきなりのダークトーン失礼しました(笑)
上海、桂林、北京のひとり旅でした。
タイのひとり旅を経験した僕は、もう少し移動のある旅をしたくなり、マイルを使って中国へ行きました。とにかく中国らしい場所、というわけのわからない視点で選んだのが、その3都市でした。
上海では、なぜかホテルの部屋をグレードアップしてもらって、人生初のセミスイートでした。キッチンや、2階のある部屋。一人で泊まるには豪華すぎて、部屋は普通でいいからご飯出してくれないかなぁと思ったものです。
"外灘"(ワイタン)の風景しか思い出せないのですが、僕の中国のイメージを覆した町でした。新旧入り混じるというか。地下鉄の乗り降りでは、ホームに「先下后上(先に降りて後に乗る)」と書かれていて、らしいなぁと微笑ましく思いました。
中国人の凄さを体感したのも、元気の良いこの街だったからかも知れません。そこから国内線に乗って、桂林へ。
桂林は街自体も、水墨画の舞台のような山や川があるのですが、漓江下りという世界的な観光ツアーがありそれが目的でした。
100人くらいで一つの船に乗って、景色を見ながらご飯を食べるというものなのですが、僕はなぜか日本人の多く乗った船ではなく、外国人用の船に案内されました。
高低差のある山々は、まさに水墨画のようで、不思議な風景でした。しばらくすると、食事に呼ばれ、テーブルに着くと、世界各国からの旅行者と一緒でした。
日本人だと知ると、オーサカサイコーとか、ムサシミヤモト、とか、スシ、テンプーラなどなど、さまざまな日本語を聞かせてくれました。こちらも拙い英語でしたが、お酒も飲んでいたからか楽しかったです。
欧米から来た方々でしたが、みんな箸の使い方がうまく、それを褒めたら「俺はハエがつかめるぞ!」などと言う方もいて。青島ビールなんて飲んだから、いつの間にか真っ赤な顔になってしました。
途中、蛇酒が回ってきて「こいつが、飲みたいって言ってますよ!」とイジられ、目一杯否定して、大笑いされたりしました。海外に行ってもイジられるのかー、と思いつつも、中国に来てそんなことができるなんて思ってもいなかったので、とても強く印象に残っています。
桂林から、また国内線に。中国の方の「俺が俺が」はすごくて、搭乗ゲートとかに人が集中するんです。人だかりというか。列にならない。飛行機の座席って指定ですよね?って思いながらも、圧倒的に行動派なんだなと思ってしまいました。
最後は、北京へ。北京ダックを食べるために、「全集徳」(北京ダックが有名なお店)へ並び、ひとりで食べました。とても賑やかな場所に、一人でいるととても寂しくて、ひとり旅のデメリットは食事のときかもなぁと思いつつ、中国語と英語を解読しつつ、少しづつ頼んだつもりが、結構な量がテーブルにのって、食べ切れずに持ち帰り、翌朝もホテルの部屋で北京ダックを食べました。
北京では、万里の長城へのツアーに参加しましたが、これも現地でチケット買って乗ったのですが、なぜか外国人用ではなく、中国の人が多いバスに乗りました。ガイドさんが気遣ってくれて、後から個別に英語で説明してくれたので、(解説は全然聞き取れませんでしたが笑)何とか帰ってこられました。
遺跡の風格
友人の初めての海外旅行に同行した、カンボジアへの旅。年末年始にかけて行きました。大晦日のイヤーエンドパーティでは、思いがけず抽選に当選してしまって、喜びをステージ上で表現する羽目になり、”スキヤキソング”をアカペラで熱唱するという罰ゲームを自ら執行したのでした。
席で笑い転げていた友人が、バチが当たったのか腹痛を起こし、アンコールワットで見る初日の出ツアーもげっそりしていました。
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初日の出ツアーの後、ホテルに戻って朝食を食べたところで、友人はダウン。熱は無さそうだったので、部屋で休んでもらいました。申し訳ないけれど、ひとりで行動してもらうのを許してもらって、興味のあった気球の旅へ。
気球とはいえ、このゴンドラの下にロープが地面から伸びていて、一定の高さまでしか上がらないし、風が強いと運行を取りやめていました。気球から、広大なアンコールワットを眺めることができて、とても感動的でした。
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緑の森の中に、石造の遺跡があって、ずっと長い間その場所にあった、そして過去においては大変重要な建物であったことが一気に理解できるような景色でした。
友人は、半日で回復したので、一緒に気球に乗ろうと乗り場に向かったら「風強いから中止」になっていて、乗れませんでした…。友人はずっと悔しがっていました(笑)
思いがけずひとり旅になってしまった、シンガポールの旅が多めでした。周辺の国に簡単に渡航できることもあり、またエピソードもできたので、いくつか記事を書いていました。
海外のひとり旅は、言葉も通じなくて、お金を持つのも不安になって、食べ物にも気を使います。それでも、観たかった景色や、美味しい食べ物に出会うと、とても嬉しくなりますし、行きたい場所に行けただけで自分を褒めたくなります。
とはいえ、ごりごりのパックパッカーほどに放浪もしていないし、できるだけ安く済ませたい貧乏旅行。帰りの空港で過ごす時間は、名残惜しさと安堵感の混じる、ちょっと寂しい時間でした。
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